自動車保険会社に長年勤めていた管理人が、自動車保険や交通事故について、今まで世に語られることのなかったお得情報を公開しています。無料のご相談も承っています。ぜひご利用ください。

自動車保険の等級とは何かを徹底解説!

目次

1.自動車保険の等級とは何かを徹底解説!

ロボ吉
出島Zさん、自動車保険の等級について詳しく知りたいバイ!
 
出島Z
自動車保険の等級ね、いいよ。
ロボ吉
自動車保険の等級がイマイチ良く分からんバイ。
 
出島Z
確かに、自動車保険の等級ってわかりづらいよね。
 
出島Z
しかも、みんなが思っている以上に自動車保険の等級はかなり奥が深いんだ。
 
ロボ吉
そうなんバイね。
 
出島Z
そうなんだ。
 
出島Z
今日はそれらを一つ一つ紐解いて解説していくよ。
ロボ吉
わーい、助かるバイ!
 
出島Z
これらの記事を見たら、等級についてかなり詳しくなっているはずだよ。

1-1. この記事の目的

この記事では、長年自動車保険会社で査定業務を行ってきた僕が、自動車保険の「等級」に関する詳細を解説していきます。

ちなみに、ここでいう自動車保険は任意保険であることを前提に話を進めていきます。

この記事の目的は2つあります。

  1. 自動車保険の等級についての理解が深まる。
  2. 自動車保険の等級についてマスターできる。

それでは早速みていきましょう。

この記事を書いた管理人について

出島Z

損害保険業界に10年居座り続けてしまった出島Zです。元々は生命保険の営業を行っており、その後某外資系自動車保険会社に入社し、交通事故の査定業務、示談交渉を行なっていました。物損担当者・人身損害担当者を経験し、年間600件以上の交通事故を解決に導いてきました。正確に数えてはいないですが、トータル5,000件以上は確実に示談を行ってきました。損保を2社渡り歩きました。FP資格、損害保険募集人(自動車保険、火災保険、傷害疾病保険)、生命保険募集人、共済募集人、高校教員免許保持者。趣味は音楽鑑賞、作成、DJ、ブログ、インテリア、グラフィックデザインです。

2. 自動車保険の「等級」の情報をまとめました!

この記事では、僕が以前書いた自動車保険の「等級」に関することを全てこの記事で解説していきます。

ぜひ等級についての理解を深めていただけたらと思います。

では、早速紹介していきます。

3. 自動車保険の等級とは?

自動車保険の等級とはそもそも何なの?

と言うことですが、 

模範解答としては、「日本損害保険協会」が提示している「等級」の説明文があります。

問23

自動車保険の「等級」について教えてください。

答え  

自動車保険では保険期間中の事故の有無に応じて保険料の割増引が行われます。前年の契約の事故の有無が翌年の契約の保険料に反映されるというもので、この事故情報を「等級」として表示しています。

引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

さらに続きがあります。

  • 自動車保険では、事故の内容や回数に応じて、契約者ごとに「等級」が設定されており、この等級に応じて保険料が割増引されます。初めて自動車保険を契約した場合は6等級に位置付けられ、1年間事故がないと1等級上がって7等級となり、保険料が割引されます。逆に、事故を起こして保険金の支払いを受けると、1事故につき3等級下がって3等級となり、保険料が割増されます。
    なお、有事故契約者と無事故契約者の保険料負担を公平にするため、有事故契約者は3年間、低い割引率が適用されます(3年間無事故で過ごせば、無事故契約者と同じ割引率が適用されます。)。
  • ただし、「等級」による保険料の割増引は、ノンフリート契約者に対して適用される料率制度で、フリート契約者に対しては、別の料率制度があります(「問22」参照)。
  • 盗難や台風、洪水、高潮などによって車両保険の保険金を受け取った場合などは、1事故につき1等級下がります(これを「1等級ダウン事故」といいます。)また、1年間、有事故契約者の低い割引率が適用されます(1年間無事故で過ごせば、無事故契約者と同じ割引率が適用されます。)。
  • このほか、ケガにより人身傷害保険の保険金を受け取ったとしても、事故がなかったものとして1等級アップする場合(これを「ノーカウント事故」といいます。)があります。取扱いは各社によって異なる場合がありますので、詳しくは保険会社または代理店に問い合わせることが必要です。
  • 満期の際に契約継続の手続きを行えば、前契約の等級を継承することができます。しかし、満期日から一定の期間を過ぎても契約継続の手続きを行わなかった場合には、新規契約として扱われ、それまでの等級アップによる割引が受けられないことになります。契約継続の手続きを忘れることのないようにするために、保険会社では契約者に連絡するようにしていますが、満期日の管理には十分注意する必要があります。なお、契約者から継続しない旨の意思が示されない限り、自動的に契約を継続する特約を用意している保険会社もあります。
  • 契約時に特定した自動車(以下「被保険自動車」といいます。)の廃車・譲渡・返還等や契約者の海外渡航などに伴い、やむを得ず契約を中断する場合、一定の条件を満たせば、中断後に新たに契約する保険に中断した契約の等級を継承できる制度があります。これを「中断特則」といい、一般的に、解約日から13か月までに手続きをする必要があります。また、その手続きにあたっては、中断証明書発行依頼書、保険証券、抹消登録証明書などの廃車・譲渡・返還等が確認できる資料が必要となります。
  • 車の買い替えなど、被保険自動車を変更(車両入替)する必要が生じたときには、書面により保険会社へその旨を通知することが必要です。このときに保険会社が承認した場合には、契約内容を引継ぐことができます(「問24」参照)。 

引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

 

結構長く記載していますね・・・・

難しく記載されていますので、簡単に要約したいと思います。

  • 事故のあり、なしで割増引が変わる
  • 前年の契約の事故の有無が、翌年の契約の保険料に反映される
  • 6等級からスタートする
  • 1年間無事故だと、1等級くり上がる
  • 1回の事故で3等級下がる
  • 3等級下がれば、3年間、事故ありの割引率が適用される
  • 事故以外の盗難や台風、洪水、高潮での車両保険使用は、例外的に1等級下がる
  • 人身傷害保険の使用だと、等級は下がらない
  • 満期日もしくは満期日から一定期間の契約継続の手続き更新がなければ、初めの6等級からスタートする
  • 車を、廃車、譲渡、返還や契約者の海外渡航などで契約を中断する場合、「中断特則」を用いれば等級が下がらずに持続させることができる

これら一つ一つの説明します。

3-1. 等級とは「事故のあり、なしで割増引が変わる」もの

 

 

事故のあり、なしで割増引が変わります。

どういうことかと言いますと、

等級には1等級から20等級まであり、事故を起こしていない場合は、下記の「無事故」の欄の割引率を使っていきます。

もし事故を起こしてしまった場合は、「有事故」の欄の割引率を使用していきます。

【等級別割増引率例】

等級12345678910
無事故64%28%12%−2%−13%−19%−30%−40%−43%−45%
有事故−20%−21%−22%−23%
等級11121314151617181920
無事故−47%−48%−49%−50%−51%−52%−53%−54%−55%−63%
有事故−25%−27%−29%−31%−33%−36%−38%−40%−42%−44%
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

事故を起こした場合と起こさなかった場合の割引率がそれぞれ異なると言うことです。

3-2. 等級とは「前年の契約の事故の有無が、翌年の契約の保険料に反映される」もの

前年の契約の事故の有無が、翌年の契約の保険料に反映されます。

仮に2020年1月から2020年12月までの契約があるとします。

等級は15等級だと仮定します。

2020年4月に事故を起こしてしまった場合は、すぐにその年に3つの等級が下がるわけではなく、

次年度の2021年1月から12等級(15等級−3等級)になると言うことです。

3-3. 等級とは「6等級からスタートする」もの

 

 

6等級からスタートします。

等級は1等級から20等級まであり、新規で任意保険に加入した場合は6等級からスタートすると言うことです。

3-4. 等級とは「1年間無事故だと、1等級くり上がる」もの

 

 

1年間無事故だと、1等級くり上がります。

仮にあなたが15等級で、2020年1月から2020年12月までの契約に加入していたとします。

この2020年で無事故で保険使用がなければ、16等級(15等級+1等級)にくり上がるということです。

3-5. 等級とは「1回の事故で3等級下がる」もの

 

 

1回の事故で3等級下がります。(担保によっては1等級だけ下がるものもあります)

仮にあなたが15等級で、2020年1月から2020年12月までの契約に加入していたとします。

2020年3月に追突事故を起こし、自動車保険を使用したとします。

その場合、3つ等級が下がりますので、次年度の2021年1月から12等級(15等級−3等級)からスタートします。

3-6. 等級とは「3等級下がれば、3年間、事故ありの割引率が適用される」もの

 

 

3等級下がれば、3年間、事故ありの割引率が適用されます。

仮にあなたが15等級で、2020年1月から2020年12月までの契約に加入していたとします。

2020年3月に追突事故を起こし、自動車保険を使用したとします。

その場合、3つ等級が下がりますので、次年度の2021年1月から12等級(15等級−3等級)からスタートします。

また下記の表で保険料(掛け金)の割引率を適用する場合、3年間事故有りの割引率になりますので、

  • 2021年:−27% (12等級 有事故を適用)
  • 2022年:−29% (13等級 有事故を適用)
  • 2023年:−31% (14等級 有事故を適用)

が適用されます。

【等級別割増引率例】

等級12345678910
無事故64%28%12%−2%−13%−19%−30%−40%−43%−45%
有事故−20%−21%−22%−23%
等級11121314151617181920
無事故−47%−48%−49%−50%−51%−52%−53%−54%−55%−63%
有事故−25%−27%−29%−31%−33%−36%−38%−40%−42%−44%
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

3-7. 等級とは「事故以外の盗難や台風、洪水、高潮での車両保険使用は、例外的に1等級下がる」もの

 

事故以外の盗難や台風、洪水、高潮での車両保険使用は、例外的に1等級下がります。

一般的な事故は3等級下がるのでしたね。

ただし、盗難や台風、洪水、高潮での「車両保険」を使用した場合です。

「車両保険」の上記に当てはまる場合だけですので注意が必要です。

3-8. 等級とは「人身傷害保険の使用だと、等級は下がらない」もの

 

 

人身傷害保険の使用だと、等級は下がりません。

人身障害保険とは、あなたの保険であなたの怪我の損害を実費分補償する保険です。

この保険を使用する場合は、等級は下がりません。

人身障害保険については<僕が以前書いた記事>に詳しく書いていますので、こちらを参照ください。

3-9. 等級とは「満期日もしくは満期日から一定期間の契約継続の手続き更新がなければ、初めの6等級からスタートする」もの

 

 

満期日もしくは満期日から一定期間の契約継続の手続き更新がなければ、初めの6等級からスタートします。

自動車保険には始期日と満期日というものがあります。

先ほどから例に挙げている2020年1月から2020年12月までの契約で言えば、

  • 2020年1月1日が始期日で契約がスタートする日で、
  • 2020年12月31日が満期日で契約が終了する日です。

自動車保険は満期日までに契約を更新する手続きを行わなければ、契約が更新されません。

なお満期日を7日(保険会社によっては8日)を超えてしまえば契約が更新されずに等級も振り出しに戻ってしまいます。

満期日もしくは満期日から一定期間の契約継続の手続き更新がなければ、初めの6等級からスタートするということになります。

3-10.等級とは「車を、廃車、譲渡、返還や契約者の海外渡航などで契約を中断する場合、「中断特則」を用いれば等級が下がらずに持続させることができる」もの

 

 

車を、廃車、譲渡、返還や契約者の海外渡航などで契約を中断する場合、「中断特則」を用いれば等級が下がらずに持続させることができます。

中断証明書をいう書類を自動車保険会社から取り付け、契約を中断することができ、等級も据え置きすることができるのですね。

<僕が以前記載した記事>で、契約の中断については詳しく記載しているものがありますので、気になる方はこちらを参照ください。

上記で説明した「等級とは?」の詳細の記事がこちらになります。

等級とは?

1. 自動車保険の等級とは?解説します!  ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級ってあるバイ?   出島Z あるけど、どうしたの? ロボ吉 等級って、結局なんなんバイ? ロボ吉 等級が自動[…]

4. 自動車保険の等級を他社に引き継ぎする際の注意点

自動車保険は他社に等級を引き継ぐことができます。

ただしいくつか注意点があり、それらの注意点を守れば他社に等級を引き継ぐことができます。

注意点は下記の通りです。

  1. 自動車保険と一部の共済の間では引継ぎができない
  2. 満期日から7日(or8日)以上空くと等級は引き継ぎできない

一つ一つ見ていきましょう。

4-1. 一部の自動車保険と共済の間では等級の引き継ぎができません

 

 

自動車保険と一部の共済の間では、この等級の引き継ぎができない場合があります。

例えば、

<チューリッヒ保険>の場合

共済に関しては、全労済をはじめとして、全国自動車共済やJA共済、教職員共済から引継ぎが可能です。
ただし、教職員共済の方で車両保険を別会社でご契約されている場合には当社ではお引き受けできません。

引用先: チューリッヒ保険
https://www.zurich.co.jp/car/useful/voluntary_insurance/

教員共済で車両保険を別会社で契約されている場合は等級の引き継ぎができなかりします。

<三井住友海上>の場合

※都市職員共済やトラック共済等の共済は等級が引き継げません。
※事故有係数適用期間につきましては、取扱いが異なる場合がありますので、取扱代理店または当社営業課支社までご連絡ください。

引用先:三井住友海上火災
https://www.faq.ms-ins.com/app/answers/detail/a_id/838/~/【自動車保険】共済から等級の引き継ぎはできますか?また前の契約が、どこの共済であれば等級継承が可能ですか?

都市教職員共済やトラック共済の共済は等級引き継ぎができなかったりします。

<ソニー損保>の場合

ただし、一部の共済(教職員共済・自治労共済・トラック共済など)の等級は引継げないのでご注意ください。

引用先:ソニー損保
https://www.sonysonpo.co.jp/auto/guide/agde121.html

教職員共済、自治労共済、トラック共済の等級は引き継げなかったりします。

<損保ジャパン>の場合

※その他の共済(教職員共済・町村職員共済・都市職員共済・自治労共済・トラック共済など)からは、等級の引き継ぎはできません。

引用先:損保ジャパン
https://faq.sompo-japan.jp/bike/faq_detail.html?id=10799

その他の自動車保険会社も、これらのように一部の共済の等級の引き継ぎを受け付けできない場合がありますので、引き継ぎ先の条件を確認するようにしてください。

  • 自動車保険→自動車保険への移行は、等級引き継ぎが可能
  • 自動車保険→一部の共済への移行は、等級引き継ぎが不可
  • 自動車保険から「事故有り係数の概念が異なる共済」の移行の場合に不可となる場合が多い

このような感じですね。

4-2. 自動車保険では満期日から7日(or8日)以上空くと等級は引き継ぎできません

 

 

自動車保険では、満期日から7日(or8日)以上空くと等級が引き継ぎできなくなります。

どういうことかを説明します。

自動車保険には、「始期日」と「満期日」と呼ばれるものがあります。

始期日とは、契約期間の初めの日のことを指します。

満期日とは、契約期間の最後の日のことを指します。

自動車保険の契約期間は基本的に1年です。

また1年おきに更新を行います。

また自動車保険では、生命保険のように契約が自動更新をするのではなく、保険会社に更新することを報告しなければなりません。

もし満期日までに更新ができなかった場合は、契約が更新されませんので、契約が終了してしまいます。

ただし、自動車保険では猶予期間というものが設けられており、満期日を過ぎても、6日(保険会社によっては7日)までであれば、等級を下げることなく更新を行うことができます。(猶予期間中は無保険状態ですので、事故を起こしても保険適用はされませんが)

ですので、自動車保険の更新手続きを行わずに満期日から7日(保険会社によっては8日)以上経ってしまって他社に乗り換える場合は、等級が引き継ぎされずに、次の自動車保険契約は6等級からのスタートになります。

  • 自動車保険を他社に引き継ぐ場合、あなたの今の自動車保険の満期日を調べる
  • 今の自動車保険契約の満期日の前日までに次の自動車保険会社へ連絡し、契約を結ぶ

満期日を7日(保険会社によっては8日)以上経ってしまって他社に乗り換える場合は、等級は引き継ぎできませんので注意が必要です。

上記で説明した「他社への等級引き継ぎ」に関しては、下記の記事に詳細を記載しています。

等級を他社に引き継ぎできる?

1. 自動車保険の等級を他社に引き継ぎできる?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級は他社に引き続ぎできるト?   出島Z 良い質問だね。   出島Z 答えを言うと、自動車保険の等級は他社[…]

5. 自動車保険の等級を家族に引き継ぎする方法

自動車保険は、一定の条件を満たせば家族に等級を引き継ぐことができます。

一定の条件とは、

  • 同居している家族間である事

です。

さらに引継ぎの注意点は下記の通りです。

  1. 記名被保険者(等級)は同居の家族に引継ぎできる
  2. 記名被保険者(等級)は配偶者であれば別居でも引き継ぎできる
  3. 記名被保険者が亡くなった場合は、同居の家族であれば記名被保険者(等級)を引き継ぎできる

一つ一つ見ていきましょう。

5-1. 記名被保険者(等級)は同居の家族に引継ぎできる

等級の引き継ぎ=「記名被保険者」の引き継ぎ

になります。

記名被保険者」は同居の家族に引き継ぎができます。

例えば、「自分の子供に等級を引き継ぎしたい」となった場合に、他府県で学生や就職している子には「記名被保険者」を引き継ぎできない事になります。

あくまでもあなたと同居の子にしか「記名被保険者」を譲ることはできないことになります。

5-2. 記名被保険者(等級)は配偶者であれば別居でも引き継ぎができる

「記名被保険者」は同居の家族に引き継ぎができるとお伝えしました。

ただし、配偶者に関しては、同居でなく別居であっても「記名被保険者」を引き継ぎすることができます。

ですので、例えば他府県に住んでいる配偶者に等級を引き継ぎしたい場合は、配偶者に「記名被保険者」を譲ることができます。

5-3. 記名被保険者が亡くなった場合は、同居の家族であれば記名被保険者(等級)を引き継ぎできる

記名被保険者が亡くなった場合は、同居の家族であれば記名被保険者(等級)を引き継ぎできます。

仮にあなたが亡くなってしまった場合、他府県で別居している子に等級を譲りたいと遺言をしても、同居をしていなければ「記名被保険者」を譲ることはできないことになります。

上記で説明した「家族に等級を引き継ぎする方法」の詳細を書いた記事がこちらです。

等級は家族に引き継ぎできる?

1. 自動車保険の等級は家族に引継ぎできる?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級って家族に引き継ぐことってできるバイ?   出島Z 一定の条件をクリアするとできるよ。 ロボ吉 一定の条[…]

6. 自動車保険は等級によって割引率が異なる

自動車保険は等級によって割引率が異なります。

具体的な割引率を紹介します。

こちらのデータは、日本損害保険保険協会の示している等級ごとの割引率になります。

【等級別割増引率例】

等級12345678910
無事故64%28%12%−2%−13%−19%−30%−40%−43%−45%
有事故−20%−21%−22%−23%
等級11121314151617181920
無事故−47%−48%−49%−50%−51%−52%−53%−54%−55%−63%
有事故−25%−27%−29%−31%−33%−36%−38%−40%−42%−44%
※継続契約の1~6等級については無事故契約者は含まれないため、無事故・有事故の区分けはない。
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

6-1. 割引率の見方

表の見方を説明します。

1〜3等級は+の数値で割増、4〜20等級は-の数値で割引になります。

1〜3等級は割増なので、保険料(掛け金)は高く、

4〜20等級は20等級に近づくにつれ割引率が大きくなり保険料(掛け金)が安く

なることがわかります。

また「無事故」と「有事故」に別れていますよね?

これは、あなたが無事故であれば、「無事故」の列の割引率が適用され、1度でも事故を起こし保険を使用した場合は、「有事故」の列の割引率が適用されます。

また、事故を起こしてしまえば、ずっと「有事故」の列の「割引率」が適用されるのではなく、1事故あたり3年居座ります。(1等級ダウンの事故であれば、1年です)

10等級で3等級ダウンの保険請求をした場合】

次年度:7等級   
割引率:-20% (有事故)

2年目:8等級
割引率:-21% (有事故)

3年目:9等級
割引率:-22% (有事故)

4年目:10等級
割引率:-45% (無事故)

あなたが10等級で事故を起こし保険を使用する場合、3等級ダウンの事故であれば、3年間は「有事故」の列を居座ることになります。

ダウンした等級分の年数分、事故有り係数の割引率欄に居座り続けます。

4年目からは、「無事故」の列に戻ります。

15等級で1等級ダウンの保険請求をした場合】

次年度:14等級   
割引率:-31% (有事故)

2年目:15等級
割引率:-51% (無事故)

3年目:16等級
割引率:-52% (無事故)

4年目:17等級
割引率:-53% (無事故)

あなたが15等級で事故を起こし保険を使用する場合、1等級ダウンの事故であれば、1年間は「有事故」の列を居座ることになります。

ダウンした等級分の年数分、事故有り係数の割引率欄に居座り続けます。

これが等級の「事故あり係数 」と呼ばれる仕組みになります。

2年目からは、「無事故」の列に戻ります。

6-2. 自動車保険の等級割引率は各社異なる

自動車保険の等級割引率は自動車保険会社ごとに異なります。

基本的には、損害保険料率機構の出している数値をベースにはしていますが、必ずこの数値に従わないといけないものでもありません。

どこの自動車保険もほぼ似通った数値を公表していますが、一部共済では異なる割引率数値を出しているところもありますので、気になる方は各社の割引率をHPやお問い合わせで確認した方がよいです。

上記で説明した「等級の割引率」の詳細を書いたものがこちらの記事です。

等級によって割引率が異なる?

1. 自動車保険は等級によって割引率が異なる?徹底解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級って、等級ごとに割引率が変わるって本当バイ?   出島Z そうだよ。   出島Z 自動[…]

7. 事故が起きてしまった場合の3つのデメリット

自動車保険で保険を使用した場合、「あなたにとって良くないこと」が3つ起こってしまいます。

  1. 等級が下がることで、下の等級の割引率になり保険料(掛け金)が上がってしまう
  2. 「事故無し」の割引率を適用していたものが「事故有り」のペナルティー割引率を適用することになり、さらに保険料(掛け金)が上がってしまう
  3. 等級が下がった数値分の年数、ペナルティー割引率を適用しないといけない

一つ一つみていきましょう。

7-1.等級が下がることで、下の等級の割引率になり保険料(掛け金)が上がってしまう

自動車保険で保険を使用すると、等級が下がることで、下の等級の割引率になり保険料(掛け金)が上がってしまいます。

等級は1〜20等級存在し、事故が起きて保険を使用しますと基本的には3等級下がってしまいます。

下記の表を見ていただきたいのですが、1等級に近づくにつれプラスの数値が大きくなり、20等級に近づくにつれマイナスの数値が大きくなっています。

要するに、1等級に近づくにつれ保険料(掛け金)は割り増しになり、

20等級に近づくにつれ割引が効くことになります。

【等級別割増引率例】

等級12345678910
無事故64%28%12%−2%−13%−19%−30%−40%−43%−45%
有事故−20%−21%−22%−23%
等級11121314151617181920
無事故−47%−48%−49%−50%−51%−52%−53%−54%−55%−63%
有事故−25%−27%−29%−31%−33%−36%−38%−40%−42%−44%
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

ですので、保険を使用し等級が3つ下がることで、次年度から割り増しの保険料(掛け金)を支払わないといけなくなります。

7-2.「事故無し」の割引率を適用していたものが「事故有り」のペナルティー割引率を適用することになり、さらに保険料(掛け金)が上がってしまう

自動車保険で保険を使用すると、「事故無し」の割引率を適用していたものが「事故有り」のペナルティー割引率を適用することになり、さらに保険料(掛け金)が上がってしまいます。

自動車保険の等級には、

  • 事故無し
  • 事故無し

2階層の割引率が用意されています。

言い方は悪いかもしれませんが、

  • 天国の階層
  • 地獄の階層

という感じの割引率が存在します。

ですがニュアンスはこんな感じです。

下記の表の「無事故」が天国の階層「有事故」が地獄の階層とみていただくとわかりやすいです。

【等級別割増引率例】

等級12345678910
無事故64%28%12%−2%−13%−19%−30%−40%−43%−45%
有事故−20%−21%−22%−23%
等級11121314151617181920
無事故−47%−48%−49%−50%−51%−52%−53%−54%−55%−63%
有事故−25%−27%−29%−31%−33%−36%−38%−40%−42%−44%
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

事故を起こすと、「無事故」(天国の階層)から「有事故」(地獄の階層)の割引率を適用していかなければならなく、保険料(掛け金)が高くなってしまいます。

7−3.等級が下がった数値分の年数、ペナルティー割引率を適用しないといけない

自動車保険で保険を使用すると、等級が下がった数値分の年数、ペナルティー割引率を適用しないといけなくなります。

事故が起きて保険を使用すると、基本的には3等級下がるとお伝えしてしたと思いますが、この場合、3年間「有事故」(地獄の階層)に居座らないといけなくなります。

  • 3等級ダウンの場合は3年、
  • 1等級の場合は1年、

ダウンする等級分の年数だけ、「有事故」(地獄の階層)に居座らないといけないことため、その年数分保険料(掛け金)が高くなります。

上記で説明した「事故が起きた際の3つのデメリット」の詳細を記載している記事がこちらです。

等級は事故が起きたらどうなる?

1. 自動車保険の等級は事故が起きたらどうなるの?徹底解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級は事故が起こったらどうなるバイ?   出島Z 事故が起こって任意保険を使用すると、基本的に等級は3つ下がることにな[…]

8. 自動車保険の等級表

何度も既に登場していますが、等級表を紹介します。

下記は「損害保険料率算出機構」が提示している等級表になります。

自動車保険の各社はこの等級割引率をベースに、各社の「割引率」を算出し運営しています。

等級事故あり無事故
20等級▲44%▲63%
19等級▲42%▲55%
18等級▲40%▲54%
17等級▲38%▲53%
16等級▲36%▲52%
15等級▲33%▲51%
14等級▲31%▲50%
13等級▲29%▲49%
12等級▲27%▲48%
11等級▲25%▲47%
10等級▲23%▲45%
9等級▲22%▲43%
8等級▲21%▲40%
7等級▲20%▲30%
6等級▲19%
5等級▲13%
4等級▲2%
3等級+12%
2等級+28%
1等級+64%

▲は割引率、+は割増率です。
引用先:損害保険料率機構
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/pdf/201109_detail.pdf#view=fitV

実は自動車保険の割引率は、各社異なっています。

ですが、実態は殆どの自動車保険の等級割引率は同じ数値で設定されており、一部の保険会社や共済で少し変わった割引率を採用しています。

自動車保険の基準となる「損害保険料率機構」の提示している、上記に紹介した等級表をメインに使っていくことになります。

上記で説明した「等級表」の詳細は下記の記事で確認できます。

等級表を公開します!

1. 自動車保険の等級表を公開します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級って1〜20等級まであるっタイね?   出島Z そうだよ。 ロボ吉 等級ごとに保険料率が変わるって以前出島Zさんから聞いた[…]

9. 自動車保険の等級の調べ方

自動車保険の等級の調べ方を紹介します。

あなた自身の自動車保険の等級を忘れてしまった際、どのように自身の等級を調べれば良いのでしょうか?

自動車保険の等級の調べ方は「3つ」あります。

  1. 契約初年度であれば「保険証券」、2年目以降は毎年送られてくる「継続証」から確認する方法。
  2. 「代理店を抱える保険会社」であれば代理店に電話をして確認、「ネット型保険」や「共済」であれば保険会社(共済)の契約部署に電話をして確認する方法。
  3. インターネット上の契約マイページへログインし確認する方法。

一つ一つ見ていきましょう。

9-1.「保険証券」や「継続案内の書類」

 

 

自動車保険の等級の調べ方の1つとして、契約初年度であれば「保険証券」、2年目以降は毎年送られてくる「継続証」から確認する方法があります。

契約初年度

自動車保険を契約した場合、「保険証券」と呼ばれるものが自宅に届きます。

引用先:東京海上日動 
http://202.34.82.10/service/auto/total-assist/tetsuzuki/hoken_shoken.html

上記の画像のように、自動車保険の契約に関する一通りの詳細が記載されています。

具体的には

  1. 証券番号
  2. 保険期間
  3. 契約者情報
  4. 記名被保険者情報
  5. 補償される運転者の範囲
  6. 保険の対象となる車の情報
  7. 補償内容 
  8. 保険料(掛け金)
  9. 等級

このような情報が記載されており、その中に「等級」の情報が記載されていることが多いです。

初年度までは「保険証券」を確認すればよいのですが、自動車保険は1年おきに更新の際に等級が繰り上がりますので、次年度以降に関しては「継続案内の書類」を確認していくことになります。

契約2年目以降

「継続証」を確認していきます。

保険証券に似たような契約情報が記載されたものが自宅に届きますので、その用紙からあなたの等級を知ることができます。

 

引用先:クリックカー
https://clicccar.com/2020/04/21/970524/img_3786-2/

9-2.代理店・保険会社の契約部署に電話する

 

 

自動車保険の等級の調べ方の2つ目として、「代理店を抱える保険会社」であれば代理店に電話をして確認、「ネット型保険」や「共済」であれば保険会社(共済)の契約部署に電話をして確認する方法があります。

「代理店を抱える保険会社」の場合

あなたが「代理店を抱える保険会社」の に加入している場合、代理店に電話をし等級を確認できます。

「代理店を抱える保険会社」の場合の契約照会については、すべて代理店が業務を請け負っているため、代理店に連絡することになります。

「代理店を抱える保険会社」とは

  • あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
  • AIG損害保険株式会社 
  • 共栄火災海上保険株式会社
  • 損害保険ジャパン株式会社
  • 大同火災海上保険株式会社
  • 東京海上日動火災保険株式会社
  • 日新火災海上保険株式会社
  • 三井住友海上火災保険株式会社
  • Chubb損害保険株式会社
  • 大同火災海上保険株式会社
  • 楽天損害保険株式会社
  • ザ・ニュー・インディア・アシュアランス・カンパニー・リミテッド

このような自動車保険になります。

「ネット型保険」や「共済」の場合

あなたが「ネット型保険」や「共済」に加入している場合、自動車保険(共済)の契約部署に電話をし等級を確認できます。

「ネット型保険」や「共済」の場合の契約照会については、代理店が間に入っていないため、すべて自動車保険(共済)会社本体に連絡することになります。

「ネット型保険」とは

  • アクサ損害保険株式会社
  • イーデザイン損害保険株式会社
  • SBI損害保険株式会社
  • セコム損害保険株式会社
  • セゾン自動車火災保険株式会社
  • ソニー損害保険株式会社
  • 三井ダイレクト損害保険株式会社
  • チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド

このような自動車保険です。

「共済」とは

  • JA共済連
  • こくみん共済 coop<全労済>
  • 日火連
  • 交協連
  • 全自共

こういった保険会社になります。

9-3.契約マイページへログイン

 

 

自動車保険の等級の調べ方の3つ目として、インターネット上契約マイページへログインし確認する方法があります。

今のほとんどの自動車保険では、インターネット上での契約照会をサービスとして提供しています。(今のご時世でインターネットの契約照会がない自動車保険は、いろんな意味で危ないかもしれません)

 

保険会社のホームぺージにある契約者ページにて、ID、パスワードを入力してして契約照会画面にてあなたの等級を確認できます。

上記で説明した「等級の調べ方3つ」を記載している記事です。

等級の調べ方は3つ

1. 自動車保険の等級の調べ方は3つ!解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級の調べ方ってどうやったバイ?   出島Z 自分の自動車保険の等級ってことかな?   ロボ吉 そうっタイ[…]

10. 自動車保険は新規で加入したら6等級からスタート

自動車保険は初めて自動車保険に加入する場合は、「6等級」からスタートします。

例外として、「セカンドカー割引」を適用させると、「7等級」からスタートすることができます。

自動車保険が6等級からスタートする根拠がこちらになります。

自動車保険では、事故の内容や回数に応じて、契約者ごとに「等級」が設定されており、この等級に応じて保険料が割増引されます。初めて自動車保険を契約した場合は6等級に位置付けられ、1年間事故がないと1等級上がって7等級となり、保険料が割引されます。逆に、事故を起こして保険金の支払いを受けると、1事故につき3等級下がって3等級となり、保険料が割増されます。
なお、有事故契約者と無事故契約者の保険料負担を公平にするため、有事故契約者は3年間、低い割引率が適用されます(3年間無事故で過ごせば、無事故契約者と同じ割引率が適用されます。)。
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

10-1. セカンドカー割引を使用すると7等級からスタート

また「セカンドカー割引」とは何かと言いますと、

下記条件に当てはまれば、2台目の契約を7等級からスタートできる特約
  1. 1台目がノンフリーと契約の11等級以上であること
  2. 1台目が自家用8車種であること
  3. 1台目の所有者が個人であること
  4. 2台目の車を新規で自動車保険に加入させること
  5. 2台目が自家用8車種であること
  6. 2台目の所有者が個人であること

ここで言う自家用8車種とは、

Q「自家用8車種の自動車」とは、どんな種類の自動車ですか?

A 自家用に使用する、以下のイラストにある8車種の自動車をいいます。

      

      

    

引用先:損保ジャパン
https://faq.sompo-japan.jp/thekuruma/faq_detail.html?id=692

このような車になります。

例えば、旦那さんが自家用車を保持しており、次いで2台目に奥さんが自家用車を購入し任意保険に加入する際に旦那さんの等級が11等級以上あれば、奥さんの車を「セカンドカー割引」を適用させ7等級で加入できます。

10-2. 6等級と7等級ではどれくらい保険料(掛け金)に差がある?

 

 

では、6等級と7等級にどれくらいの保険料(掛け金)の差額があるかを見ていきましょう。

これは、「損害保険料率機構」が公表している等級割引率になります。

自動車保険を新規で加入したら何等級でスタートするかについて知りたいですか?この記事を読めば、①自動車保険の新規加入時の等級がわかります。②自動車保険のセカンドカー割引について理解できます。

 

等級事故あり無事故
20等級▲44%▲63%
19等級▲42%▲55%
18等級▲40%▲54%
17等級▲38%▲53%
16等級▲36%▲52%
15等級▲33%▲51%
14等級▲31%▲50%
13等級▲29%▲49%
12等級▲27%▲48%
11等級▲25%▲47%
10等級▲23%▲45%
9等級▲22%▲43%
8等級▲21%▲40%
7等級▲20%▲30%
6等級▲19%
5等級▲13%
4等級▲2%
3等級+12%
2等級+28%
1等級+64%

▲は割引率、+は割増率です。
引用先:損害保険料率機構
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/pdf/201109_detail.pdf#view=fitV

6等級と7等級の差は、30%-19%で11%になります。(スタート時なので事故無し階級でみています)

仮に原資となる保険料(掛け金)が年間10万円とか仮定した場合、

100,000円×11%=11,000円

11,000円も差が出てきてしまいます!!

仮に原資となる保険料(掛け金)が年間5万円とか仮定した場合、

50,000円×11%=5,500円

5,500円も差が出てきてしまいます!!

1等級も違うだけで、結構な金額の差が出てきてしまいますね。

上記で説明した「新規スタートの等級」についての詳細はこちらの記事に詳しく記載しています。

新規加入は何等級から?

1. 自動車保険は新規で加入したら何等級からスタート? ロボ吉 出島Zさん、自動車保険は新規で加入したら、何等級からスタートバイ?   出島Z 6等級からスタートだよ。 ロボ吉 みんな6等級から均一で[…]

11. 自動車保険の等級は下がるとどうなる?

自動車保険の等級は下がると保険料(掛け金)は上がり自動車保険を使用した際に等級は下がります。

さらに、等級が下がると3つのデメリットが生じてしまいます。

  1. 等級が下がることで、下の等級の割引率になり保険料(掛け金)が上がってしまう
  2. 「事故無し」の割引率を適用していたものが「事故有り」のペナルティー割引率を適用することになり、さらに保険料(掛け金)が上がってしまう
  3. 等級が下がった数値分の年数、ペナルティー割引率を適用しないといけない

これらのデメリットは、7項で一つ一つ説明していきましたので、詳しくは7項を確認ください。

下記は3つのデメリットの詳細を記載している記事です。

等級は下がるとどうなる?

1. 自動車保険の等級は下がるとどうなる?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級は下がればどうなるっタイ?   出島Z 自動車保険の等級は下がれば保険料(掛け金)が上がるよ。 ロボ吉 どれくらい下[…]

12. 自動車保険の等級を継承するメリット

自動車保険は自分から他の人に継承させることができ、3つのメリットがあります。

3つのメリットですが、

  1. 6等級からスタートしなくてよい
  2. 引き継ぎ者の等級をそのまま引き継ぎできることで優位な割引率からスタートできる
  3. 結果的に長期的に保険料(掛け金)が安くなる

このようなメリットがあるのですね。

一つ一つ見ていきましょう。

12-1. 引き継がれた人が6等級からスタートしなくてよい

自動車保険の等級を継承するメリットの1つ目として、引き継ぎされた人が6等級からスタートしなくてよいことが挙げられます。

自動車保険は1〜20等級まで存在し、新規で加入する際は必ず6等級からスタートします。(セカンドカー割引を使用すれば7等級からスタート)
※6等級からスタートすることについては、<こちらの記事>に詳しく書いています。

自動車保険の等級を継承できれば、引き継ぎ者の人の等級をそのまま引き継ぐことができますので、引き継ぎ者が6等級以上の等級を保持している場合であれば大きなメリットがあります。

理由は、自動車保険では上位の等級に上がれば上がるほど保険料(掛け金)の割引率が良くなりますので、その分保険料(掛け金)が安くなるからです。

12-2.引き継ぎされた人が優位な割引率からスタートできる

自動車保険の等級を継承するメリットの2つ目として、引き継ぎ者の等級をそのまま引き継ぎできることで優位な割引率からスタートできること挙げられます。

メリット①で説明した通りなのですが、引き継ぎ者の人の等級をそのまま引き継ぐことができますので、引き継ぎ者が6等級以上の等級を保持している場合であればその割引率をそのまま使用することで保険料(掛け金)が安くなります。

12-3.結果的に引き継ぎされた人が長期的に保険料(掛け金)が安くなる

自動車保険の等級を継承するメリットの3つ目として、メリット①、メリット②の結果、長期的に保険料(掛け金)が安くなること挙げられます。

6等級以上の等級からスタートし、優位な割引率で保険料(掛け金)をスタートできることは、結果的に長期的に安い保険料(掛け金)を抑えることができます。

どういうことかと言いますと、まずは下記の等級ごとの割引率を見てください。

等級事故あり無事故
20等級▲44%▲63%
19等級▲42%▲55%
18等級▲40%▲54%
17等級▲38%▲53%
16等級▲36%▲52%
15等級▲33%▲51%
14等級▲31%▲50%
13等級▲29%▲49%
12等級▲27%▲48%
11等級▲25%▲47%
10等級▲23%▲45%
9等級▲22%▲43%
8等級▲21%▲40%
7等級▲20%▲30%
6等級▲19%
5等級▲13%
4等級▲2%
3等級+12%
2等級+28%
1等級+64%

▲は割引率、+は割増率です。
引用先:損害保険料率機構
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/pdf/201109_detail.pdf#view=fitV

6等級からスタートした場合、割引率は▲16%を使用した保険料(掛け金)計算になります

仮に10等級(無事故)の継承をした場合、割引率は▲45%です。

ということは、

1年目  ▲29%分のメリット(▲45%−▲16%)

2年目  ▲17%分のメリット(▲47%−▲40%)

3年目  ▲5%分のメリット(▲48%−▲43%)

4年目  ▲4%分のメリット(▲49%−▲45%)

と長期的に6等級でスタートすることよりも割引率の恩恵をうけることができるんですね。

7等級以上の等級を引き継げばこの恩恵は必ず長期的にうける事ができます。

上記で説明した「等級継承3つのメリット」を詳しく解説している記事がこちらになります。

等級を継承するメリット

1. 自動車保険の等級を継承するメリットを解説します!  ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級を継承できることは、以前出島Zさんから教わったバイ。 ロボ吉 等級を継承するメリットを詳しく教えてもらいバイ! […]

13. 自動車保険の等級を引き継ぎする方法

自動車保険の等級を引き継ぎする方法です。

  • STEP1      引き継ぐ人の等級が7等級以上であるかを確認する
  • STEP2      引き継ぐ人と引き継がれる人が同居しているか確認する
  • STEP3     保険会社or代理店へ連絡し、記名被保険者の変更手続きを依頼する

このようなステップを踏んで等級を引き継ぎしていきます。

一つ一つ見ていきましょう。

STEP 1. 引き継ぐ人の等級が7等級以上であるかを確認する

自動車保険の等級を引き継ぎするステップ1として、引き継ぐ人の等級が7等級あることを確認します。

理由は、自動車保険は新規で加入すると6等級からスタートするため、引き継ぎを行う場合は引き継ぐ側が7等級以上を保持していないとそもそも引き継ぎを行う意味がないからです。

親が子に等級を継承する場合で考えますと、親の等級が7等級ないとダメということです。

STEP2. 引き継ぐ人と引き継がれる人が同居しているか確認する

 自動車保険の等級を引き継ぎするステップ2として、引き継ぐ人と引き継がれる人が同居しているか確認します。

理由は、等級を引き継ぐ場合の条件として、引き継ぐ人と引き継がれる人が同居している家族のみが引き継ぎを行えるからです。

また配偶者だけは別居していても等級を引き継ぎを行うことができます。

まとめますと

  1. 記名被保険者(等級)は同居の家族に引継ぎできる
  2. 記名被保険者(等級)は配偶者であれば別居でも引き継ぎできる

このようになります。

また、これらの詳細については<以前僕が記載した記事>に詳しく書いておりますのでぜひこちらを参照ください。

STEP3. 保険会社or代理店へ連絡し、記名被保険者の変更手続きを依頼する

自動車保険の等級を引き継ぎするステップ3として、保険会社or代理店へ連絡し、記名被保険者の変更手続きを依頼します。

「代理店を抱えている保険会社」に加入している人は「代理店」へ連絡し、

「ネット型保険」や「共済」に加入している人は、「自動車保険会社の契約部署」に連絡し、

「記名被保険者」の変更手続きを依頼します。

実は今まで説明を行なってきました「等級の引き継ぎ」というものは、正式には「記名被保険者」を変更するという手続きになります。

え、どういうこと?

と疑問に思われるかと思いますが、

自動車保険は初めに契約を行う際に3役を設定することになります。

3役とは

  • 契約者
  • 記名被保険者
  • 所有者

になります。

自動車保険では、

契約者」=「保険会社に契約の申込みをして保険料を支払う人」のことをいいます。 

また「記名被保険者」=「 契約の車を主に運転する人で、告知義務や通知義務を負う人」のことをいいます。

最後に、「所有者」=「 車の所有者=車検証上に記載の所有者 」のことをいいます。

要するに「記名被保険者」を別の人に渡すことで、等級も一緒に受け渡されるという仕組みになっているのですね。簡単に言いますと。

記名被保険者については<こちらの記事>で詳しく解説しています。

上記で説明した「等級の引き継ぎ方法」の詳細を紹介している記事がこちらになります。

等級を引き継ぎする方法

1.自動車保険の等級を引き継ぎする方法を伝授します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級の引き継ぎ方法を教えてバイ!   ロボ吉 今度、パパからの自動車保険の等級を引き継ぎしてもらおうかと思っているバイ。 &n[…]

14. 自動車保険の「最高等級」

自動車保険の最高等級は「20等級」です。

ただし、共済まで含みますと「22等級」が「最高等級」になります。

22等級まである共済は「こくみん共済coop全労済」です。

自動車保険の「最高等級」は「20等級」
共済まで含めると「最高等級」は「22等級」

さらに、下の記事では20等級と22等級の割引率を紹介しています。

最高等級は何等級?

1.自動車保険の「最高等級」は何等級?徹底解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の「最高等級」って何等級バイ?   出島Z 自動車保険の「最高等級」は「20等級」だよ。 ロボ吉 「20等級」がマ[…]

15. 自動車保険の等級リセットの条件や方法

自動車保険の等級は一定の条件が整えばリセットされます。

具体的には

  • 新規契約を行う場合、前契約の満期日(または解約日)から14ヵ月間以降であれば、前契約の等級・事故あり係数適用期間がリセットされる

ことになります。

15-1.  自動車保険の等級リセットの条件

自動車保険の等級に関して、自動車保険を解約してから前契約の満期日(または解約日)から13ヵ月間は前契約の等級・事故あり係数適用期間が引継がれることになります。

ですので、裏を返せば自動車保険を解約後に新規契約を行う場合、前契約の満期日(または解約日)から14ヵ月間以降であれば、前契約の等級・事故あり係数適用期間がリセットされることになります。

一応エビデンスを紹介しておきます。

Q  新規で契約すれば、1~5等級や事故あり係数適用期間はリセットされますか

A  いいえ、継続(更新)せずに新規で契約しても、1~5等級や事故あり係数適用期間(1~6年)はリセットされません。

ノンフリート等級制度は、事故で保険を使用した方と無事故の方との保険料に違いを設けることで、保険料負担の公平性を保っています。

そのため、前契約が1~5等級の場合や事故あり係数適用期間が1~6年の場合、前契約の満期日(または解約日)から13ヵ月間は前契約の等級・事故あり係数適用期間が引継がれます。

引用先:ソニー損保
https://faq.sonysonpo.co.jp/faq_detail.html?id=190

15-2.  自動車保険の等級は監視されています

これは余談ですが、実は、自動車保険の等級はみなさんが思っている以上にしっかりと管理されています。

理由は、自動車保険の等級で保険料(掛け金)が決まるため、不正がないように屠いう意味合いからです。

自動車保険会社間で、個人の等級情報を共有しています。

「等級情報交換制度」と呼ばれている制度です。

自動車保険の等級情報交換制度

  • 自動車保険の等級情報交換制度は、自動車保険を契約した保険会社を変更した場合であっても前契約の等級が適切に継承されるように、保険会社間で確認を行っている制度であり、「自動車保険契約確認のための情報交換制度」が正式な名称となります。
  • 契約を更新する保険会社が前年と同じであれば、その保険会社の中で契約者の前契約の等級(事故の発生の有無・件数など)を確認することで、等級を適切に継承することができますが、保険会社を変更した場合には、等級の正確な適用状況が把握できず、前契約の保険会社に確認を行う必要があります。こうした情報の確認を円滑に行い、契約者間の保険料負担の公平性を確保することを目的として、保険会社だけでなく共済組合も参画した制度を運営しています。
  • 主なものとしては、次の制度があります。
    ① 1~5等級・割増料率適用対象契約情報交換制度
    前契約においてデメリット等級(1~5等級、6F等級、事故有係数適用期間適用契約)を適用する等級であった場合には、契約者が他の保険会社(共済組合)に移ってもその等級をきちんと継承できるようにしておくことが必要です。このため、等級関連情報(注)を各保険会社(共済組合)から集めて、その情報を他の保険会社(共済組合)で契約の更新を行った場合に提供できるようにしています。
    ② 無事故・事故確認制度
    契約者が前契約とは別の保険会社(共済組合)で契約を更新した場合、前契約の等級を引き継ぐために申告した等級が正確なものであるかどうかを確認する必要があります。このため、契約更新を受付けた保険会社(共済組合)が前契約の保険会社(共済組合)に等級関連情報(注)を確認できるようにしています。
    引用先:日本損害保険協会
    https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

この制度により、等級に関しては虚偽の報告は絶対にできないようになっています。

15-3.  自動車保険の等級リセットを行う人の対象

自動車保険の等級をリセットしたほうがよい人はどのような人になるかを紹介します。

ずばり、

  • 6等級未満の人
  • 6等級未満かつ「事故あり係数」が1年以上ある人

このような人たちです。

この等級をリセットした方がよい人とは、

  • 1度でも自動車保険に保険請求を行なったことがある
  • 6等級未満の為、割引率が悪く多額の保険料(掛け金)を支払っている

という共通点があります。

もちろん、そのまま自動車保険を継続していくことも選択の一つですが、元の6等級に戻るまでに多額の保険料(掛け金)を保険会社に収め続けていかないといけないことになります。

15-4.  自動車保険の等級をリセットする時の対処法

管理人の僕が仮に6等級未満だったらこうする、という解決方法を紹介します。

ただし、「ちょっと無理のある方法」になってしまいますので、あまりおすすめできないのでその点を承知の上で見ていただけたらと思います。

  • 任意保険を解約して、13ヶ月間一切車に乗らない
  • その間はシェアカーを使用する
  • 公共の交通手段を使う

色々考えましたが、この方法しかないです。

任意保険に未加入で車を使用するにはリスクがありすぎますので、おすすめは一切しません。

そのかわり、「シェアカー」or「公共の交通手段」を使用する方法です。

そもそも

  • 6等級未満の人
  • 6等級未満かつ「事故あり係数」が1年以上ある人

の人は、毎月の保険料がかなり掛かっていることになります。

その悪条件で保険料(掛け金)を支払っているくらいなら、一度解約をしてシェアカーや公共の交通手段を使用した方が費用対効果としては良い場合もあります。

もちろん、保険料(掛け金)と毎月のシェアカー料金や公共の交通手段の費用を比較した上で決めていきましょう。

そして解約をしてから14か月を過ぎてから再び任意保険を新規で契約すれば、6等級からスタートすることができます。

上記で説明した「自動車保険の等級リセット」について詳しく記載している記事になります。

等級はリセットされる?

1. 自動車保険の等級はリセットされるの?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級って、自動車保険を解約したらリセットされるバイ? ロボ吉 オイ(ボク)の親族が、1等級まで等級が下がって、解約をするらしいっタイ。 […]

16. 自動車保険の等級から保険料を計算・シミュレーションしてみよう!

あなたが保持している自動車保険の等級を元に、実際に各社の保険料(掛け金)を計算・シミュレーションしてみましょう

保険会社各社の見積もりサイトと、僕がおすすめする一括見積もりサイトを紹介している記事になります。

僕がおすすめするサイトは3つあり、

ここから自動車保険のシミュレーションをされることをすすめます。

自動車保険の見積もりを取る際に、絶対に見ておくことをおすすめします。

シミュレーションしよう

1.プロがおすすめする、自動車保険の一括見積もりサイト3選  ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の見積もりを取るときに、おすすめの一括サイトってあるッタイ?   出島Z もちろんあるよ。   ロボ[…]

17. 年齢で自動車保険の等級ルールは変わる?

年齢で自動車保険の等級ルールがかわることはありません。

仮に18歳の人と40歳の人が自動車保険に新規加入しても、同じように6等級からスタートしますし、

18歳の人と40歳の人が事故を起こしてしまっても、同じように基本は3等級下がります。

等級ルールは年齢で変わりませんが、保険料(掛け金)は年齢によって変わることを詳しく説明している記事になります。

年齢によって等級は変わる?

1. 年齢で自動車保険の等級ルールは変わる?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級って、年齢によって何か変わるバイ?   出島Z 自動車保険の等級ルールは年齢に一切左右されないよ。 ロボ吉 じゃあ[…]

18. 自動車保険のスタートは何等級から?

自動車保険は6等級からスタートすると述べましたが、正確に言うとこれは新規加入の場合です。

自動車事故の等級のスタートは、あなたの現状によって変わってきます。

  • 新規の場合 → 6等級からスタート
  • 中断の場合 → 前回の等級からスタート
  • 解約し再開の場合 → 3パターンに分けられる

この3パターンに当てはめて考えていきます。

18-1. 自動車保険のスタートは新規契約の場合は6等級からスタート

自動車保険を新規で契約する場合、等級のスタートは6等級からスタートします。

その根拠がこちらになります。

自動車保険では、事故の内容や回数に応じて、契約者ごとに「等級」が設定されており、この等級に応じて保険料が割増引されます。初めて自動車保険を契約した場合は6等級に位置付けられ、1年間事故がないと1等級上がって7等級となり、保険料が割引されます。逆に、事故を起こして保険金の支払いを受けると、1事故につき3等級下がって3等級となり、保険料が割増されます。
なお、有事故契約者と無事故契約者の保険料負担を公平にするため、有事故契約者は3年間、低い割引率が適用されます(3年間無事故で過ごせば、無事故契約者と同じ割引率が適用されます。)。
引用先:日本損害保険協会
https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

「日本損害保険協会」の等級に関するページを引用しています。

ここにも記載されているように、初めて自動車保険を契約した場合は6等級に位置付けられることになります。

この詳細については、<以前僕が記載した記事>に詳しく記載していますので、こちらを参照ください。

18-2. 自動車保険のスタートは中断をしていれば前回の等級からスタート

自動車保険を中断している場合、等級のスタートは前回契約の等級からスタートします。

自動車保険には中断という制度があります。

中断をする具体的な事例は、

  • 車を使わなくなったため廃車する場合
  • 事故に遭い全損で廃車をせざる得ない場合
  • 他人へ譲渡する場合
  • 盗難に遭って車がなくなってしまった場合

などに中断を行うことができます。

このようなケースには「中断証明書」を保険会社から取り付け、10年間、等級を保存することができます。(中断時に7等級以上であれば適用可能)

ですので、仮に15等級で上記の理由で中断をした場合、再開示には新規契約スタートの6等級ではなく15等級からスタートできるのです。

18-3. 自動車保険のスタートは解約し再開する際は3つのパターンがあります

自動車保険を一度解約し再開する場合、等級のスタートは3パターンに分かれます。

 解約して13ヶ月以内であれば前回の等級からスタート(1~5等級の場合)  

 解約して13ヶ月以内であれば6等級からスタート(6等級以上の場合)    

  解約して14ヶ月以降であれば6等級からスタート                    

自動車保険の等級は、自動車保険を解約してから前契約の満期日(または解約日)から13ヵ月間は前契約の等級・事故あり係数適用期間が引継がれることになります。

Q  新規で契約すれば、1~5等級や事故あり係数適用期間はリセットされますか

A  いいえ、継続(更新)せずに新規で契約しても、1~5等級や事故あり係数適用期間(1~6年)はリセットされません。

ノンフリート等級制度は、事故で保険を使用した方と無事故の方との保険料に違いを設けることで、保険料負担の公平性を保っています。

そのため、前契約が1~5等級の場合や事故あり係数適用期間が1~6年の場合、前契約の満期日(または解約日)から13ヵ月間は前契約の等級・事故あり係数適用期間が引継がれます。

引用先:ソニー損保
https://faq.sonysonpo.co.jp/faq_detail.html?id=190

僕はこれを自動車保険のリセットと呼んでいるのですが、リセットの条件は上記記載の内容になります。

これを基に考えますと、先ほどの3パターンが導き出されます。

18-3-1. 解約して13ヶ月以内であれば前回の等級からスタート(1~5等級の場合)

パターン①では、仮にあなたが3等級で自動車保険を解約し10カ月目で自動車保険を再契約した場合、3等級からスタートすることになります。

1〜5等級で解約してしまった場合は、解約してから14ヶ月経たないと前の等級からのスタートになってしまうと言うことですね。

18-3-2. 解約して13ヶ月以内であれば6等級からスタート(6等級以上の場合)

パターン②では、仮にあなたが10等級で自動車保険を解約し10カ月目で自動車保険を再契約した場合、6等級からスタートすることになります。

せっかく貯めた等級が、6等級に戻ってしまうことになるわけですね。

18-3-3. 解約して14ヶ月以降であれば6等級からスタート 

パターン③では、仮にあなたが10等級で自動車保険を解約し15カ月目で自動車保険を再契約した場合、6等級からスタートすることになります。

こちらもせっかく貯めた等級が、振り出しの6等級に戻ってしまうことになるわけですね。

一度自動車保険を解約した場合は、この3パターンに当てはめて考えます。

こちらの等級のリセットについての詳細も、<以前僕が記載した記事>に書いていますので、こちらを参照ください。

18-4. 自動車保険のスタート時の等級で気をつけること

自動車保険のスタート時の等級で気をつけることを3つ解説します。

  • 自動車保険を解約する際は、中断の事項に該当する際は、なるべく中断証明を取り付ける
  • 自動車保険を中断した場合は、中断証明を無くさない
  • 1〜5等級で解約したら、14ヶ月目から加入し直す

一つ一つ見ていきましょう。

18-4-1. 中断の事項に該当する場合は、中断証明書を取り付ける

自動車保険を解約する際に中断の事項に該当する場合は中断証明書を取り付けましょう。

中断をすれば、等級を10年も保持できます。

せっかく貯めた等級を失わないためにも、自動車保険を一度解約する場合は中断の事例に該当しないかを確認し、該当する場合は中断証明書を取り付けてください。

18-4-2. 中断証明書を無くさない

中断証明書を無くさないようにしましょう。

中断証明書は10年間の等級を保持できる証明書です。

裏を返せば、長い人であれば10年間、この証明書を無くさずに保管しておかないtいけないことになります。

中断証明書をなくしてしまい、中断の証明が取れないと言う話もよく聞きますので、必ず中断証明書は大切に無くさずに保管してください。

18-4-3. 1〜5等級で解約したら、14ヶ月目で新規加入する

自動車保険を1〜5等級で解約したら、14か月経ってから新規加入を行いましょう。

理由は5項で説明した通りでして、13ヶ月以内に再度新規加入を行なっても、前回の少ない等級が引き継がれてしまうからです。

1〜5等級で解約したら、14か月経ってから新規加入し直すことは鉄則です。

上記で説明した「自動車保険のスタートの等級」について詳しく解説している記事になります。

自動車保険のスタートは何等級から?

1. 自動車保険のスタートは何等級から?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険のスタートは何等級からバイ?   出島Z 自動車事故のスタートは、6等級からだよ! ロボ吉 みんな均一に6等級バ[…]

19. 自動車保険の等級を中断する方法

自動車保険の等級を中断する方法を解説します。

自動車保険は解約してしまうと、せっかく自身が保持している等級を失ってしまうことになります。

ですが、自動車保険の契約を中断することで、あなたの等級を10年間保持しておくことができます。

自動車保険を中断するメリットは、

  • 等級を保持できる
  • 等級を保持することで、自動車保険を再加入することで以前の等級で加入できる
  • 結果的に安い保険料から自動車保険を再加入することができる

が挙げられます。

また自動車保険の中断をする際には、「特定の条件」が必要になってきます。

  • 中断後の新契約の等級が7等級以上であること(要は7等級保持していること)
  • 廃車・譲渡・車検切れ・盗難・車両入替などで車を手放すor一時抹消していること
  • 海外渡航、妊娠・長期入院などの理由で車を一時的に使用できない状態であること
  • 解約日または満期日から13か月以内に中断証明を申請すること
    (※一部保険会社は5年以内の申出期間を設けている保険会社もあり)

中断の手続き自体は簡単です。

  1. 保険会社or代理店に中断証明書の発行を依頼する
    (解約日または満期日から13か月以内
  2. 廃車や譲渡などを証明する資料を保険会社に提出する
    (抹消登録証明書、解除事由証明書、登録事項等証明書など)
  3. 保険会社から中断証明書を受け取る

ここを少し詳しく話します。

19-1. 保険会社or代理店に中断証明書の発行を依頼する

保険会社or代理店に中断証明書の発行を依頼しましょう。

一部保険会社は5年以内の申出期間を設けている保険会社もありますが、ほとんどの保険会社は解約日(または満期日)から13ヶ月以内に申請をしないと、中断証明を発行してくれませんので、ご注意ください。

19-2. 廃車や譲渡などを証明する資料を保険会社に提出する

廃車や譲渡などを証明する資料を保険会社に提出しましょう。

必要な書類は下記の通りです。

  • 登録事項等証明書(小型乗用車、普通乗用車の場合)
  • 検査記録事項等証明書(軽自動車の場合)
  • 譲渡前後の車検証コピー
  • 登録事項等証明書(小型乗用車、普通乗用車の場合)
  • 検査記録事項等証明書(軽自動車の場合)
  • 売買契約書のコピー
  • 車検切れの車検証または軽自動車検査証のコピー
  • 登録事項等証明書(小型乗用車、普通乗用車の場合)
  • 検査記録事項等証明書(軽自動車の場合)

それぞれの中断理由に応じて書類を集めましょう。

19-3. 保険会社から中断証明を受け取る

必要な書類を提出しましたら、中断証明書を受け取りましょう。

中断証明書は保険会社から受け取ったら、無くさないように保管しましょう。

この中断証明が10年もの間、契約を中断してくれる証明書になりますので、大切に保管しましょうね。

自動車保険の等級を中断できる期間

また、自動車保険の中断の期間ですが、一般的なもので中断日の翌日から10年間ですが、妊娠を理由にする場合は3年の保険会社が多いようです。

また海外への渡航する場合に中断の期間ですが、出国日の翌日から10年間、かつ、帰国日の翌日から1年以内に新しい契約を締結することが条件になっています。

 

またこれらも各自動車保険社よって若干異なることがありますので、再契約時の自動車保険会社へ確認してみてください。

上記で説明した「等級を中断する方法」の詳細を記載した記事です。

等級を中断する方法

1. 自動車保険の等級を中断する方法を解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級を中断する方法って知っているんバイ?   出島Z 知っているよ。 ロボ吉 ぜひ教えてもらいたいバイ! &nbs[…]

20. 満期日を過ぎても、猶予期間中は等級を引継ぎできる

自動車保険(通常のノンフリート契約の場合)は契約を1年おきに更新させます。

この更新をし忘れてしまった場合、等級を引き継ぎできるか否かについてですが、

「満期日」を過ぎても一定期間までであれば自動車保険の等級を引き継ぎすることはできます。

自動車保険には「満期日」までに契約の更新をうっかり忘れてしまった人のために、満期日以降の契約更新の「猶予期間」を設けています。

自動車保険では「満期日」以降の「猶予期間」として

  • 満期日の翌日から6日(or7日)

を設けています。

20-1. そもそも「満期日」と「満期日」とは?

自動車保険は「始期日」と「満期日」と呼ばれる日があります。

「始期日」とは契約期間の始めの日のことを言い、

満期日」とは、契約期間の最後の日のことを言います。

皆さんが加入する任意保険(ノンフリート契約)の契約期間は基本的に1年間です。

そして1年おきに更新手続きを行います。

自動車保険の任意保険は生命保険のように自動的に更新されるものではなく、毎年更新する意思表示を契約者が保険会社に対して行なわなければなりません。

契約更新を行わずに「満期日」を過ぎてしまった場合は、自動的に解約になってしまいます。

自動的に解約されるということは、今まで契約を結んでいた内容がすべて白紙にされ、仮に満期日を超えて事故が発生しても、保険会社への保険金請求が行えなくなくなります。

それと同時に今まで積み上げてきた等級も、すべて白紙に戻され、再契約を行えば6等級からのスタートになってしまいます。

 

結構このことを知らない人が多いのですが、自動車保険では「始期日」と「満期日」と「更新」の概念はかなり重要ですので必ず覚えるようにしましょう。

「始期日」とは契約期間の始めの日のこと
満期日」とは、契約期間の最後の日のこと

20-2. 満期日の翌日から6日(or7日)を過ぎると自動車保険の等級は引き継げない

先ほど言いました「猶予期間」について解説します。

自動車保険では「満期日」以降の「猶予期間」として

  • 満期日の翌日から6日(or7日)

を設けています。

(7日)となっているのは、自動車保険会社によって6日のところもあれば7日のところもあるからです。

仮に2020年1月1日が始期日で、2020年12月31日が満期日の契約(15等級)があるとした場合、

2020年12月31日までに契約の更新を行わないといけませんが、「猶予期間」として2021年1月6日or2021年1月7日までに契約の更新を行えば、通常通り1等級繰り上がり、次年度は16等級からスタートできるわけです。

満期日の翌日から6日(or7日)を過ぎると自動車保険の等級は引き継げない=満期日の翌日から6日(or7日)までに契約の更新手続きを行えば、契約は通常通り更新され等級も引き継ぎ(更新)できると言うことです。

20-3. 満期日を過ぎ、自動車保険の等級が引き継げなかった場合どうなるの?

仮に「猶予期間」も過ぎてしまい、契約を更新できなかった場合、どうなるかを解説します。

結論から言いますと、自動車保険の契約が引き継ぎ(更新)できずに、これまでの自動車保険の契約はなくなってしまいます。

それに伴い、等級を引き継ぐことができずに、振り出しの6等級からのスタートになり、保険料が6等級からの試算で計算されることになります。

ちなみに、契約が5等級以下の場合や事故有係数の適用がある場合は、満期日から13か月間は等級や事故有係数が次の契約に適用されます。

  • 6等級~20等級の人⇒6等級からスタート
  • 1等級~5等級の人⇒そのまま等級は継続

このように現状の等級によって変わってきます。

20-4.自動車保険の等級が引き継げない以前に補償がされなくなりますので危険です!

自動車保険の等級が引き継ぎ(更新)されないこともそうですが、「満期日」までに契約を更新できなければ、「満期日」以降に万が一事故に遭ってしまっても補償がされません!

ですので、非常に危険な状況なのです。

ですので、「満期日」の2ヶ月前には自動車保険の更新手続きを行うようにしましょう!

20-5. 自動車保険の満期日更新の手順

満期日の更新は簡単でして下記の通りです。

  • 自身の自動車保険会社or代理店に更新することを電話にて連絡する
  • 更新手続き書類を記載し返送する

だけでOKです。

自動車保険の更新に関しては、「満期日」の2ヶ月前には更新の案内が自宅に送られてきますので、必ず返送する様にしてください。

上記で説明した「満期日を過ぎても猶予期間中は等級を引き継げる」詳細を記載した記事になります。

満期日をすぎると等級は引き継げない?

1. 満期日を過ぎると自動車保険の等級は引き継げない?解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険は満期を過ぎると等級は引き継げないバイ?   出島Z それは、「自動車保険は満期が過ぎると等級が更新できない?」っていう質問か[…]

21. 自動車保険の等級の上げ方

自動車保険の等級は「始期日」から「満期日」までの1年間に保険金請求がない場合に1等級繰り上がります。

自動車保険は1年間おきに更新されていきます(長期契約は2〜3年ですが)

1年の補償の始まりの日を「始期日」、終わりの日を「満期日」と呼びます。

この間、無事故で保険請求がなければ自動車保険の等級は「1等級」繰り上がります。

仮にあなたが「15等級」を保持しており、2020年1月1日始期日、2020年12月31日満期日の契約に加入していたとします。

2020年1月1日始期日〜2020年12月31日満期日の間に、無事故で保険会社へ何も保険を請求しなければ、次年の2021年1月1日始期日〜2021年12月31日満期日には「16等級」になっているわけですね。

1等級ずつ繰り上がるルールに関してのエビデンスを、日本損害保険協会のHPから引用させてもらいます。

  • 自動車保険では、事故の内容や回数に応じて、契約者ごとに「等級」が設定されており、この等級に応じて保険料が割増引されます。初めて自動車保険を契約した場合は6等級に位置付けられ、1年間事故がないと1等級上がって7等級となり、保険料が割引されます。逆に、事故を起こして保険金の支払いを受けると、1事故につき3等級下がって3等級となり、保険料が割増されます。
    なお、有事故契約者と無事故契約者の保険料負担を公平にするため、有事故契約者は3年間、低い割引率が適用されます(3年間無事故で過ごせば、無事故契約者と同じ割引率が適用されます。)。

    引用先:日本損害保険協会
    https://soudanguide.sonpo.or.jp/car/q023.html

ここでのポイントですが、

事故をしても保険金請求がなければ等級は上がる
保険金請求があっても等級が下がらない担保を使用したら等級は上がる

と言うことです。

ちょっと解説します。

21-1. 事故をしても保険金請求がなければ等級は上がる

 

事故を起こしても、保険金請求がなければ等級は上がります。

どういうことかと言いますと、事故を起こしてしまっても必ずしも保険を使用しないといけないわけではありません。

どういう事故を指すかと言いますと、

  1. 軽微な損害の事故で車に傷がない
  2. 軽微な損害の事故で車に傷はあるものの、コンパウンドで削れば直る
  3. 軽微な損害の事故で身体を負傷していない
  4. 損害額と等級が下がる際の保険料(掛け金)差額を比較すると、損害額の方が少ないから保険を使用しない
  5. 保険を使用するような事故だが、等級が下がると次年度の保険料(掛け金)が高くなるため保険を使用しない

このようなケースでは、事故はあったものの保険を使用しないケースもあるのですね。

①〜③はご理解いただけると思いますが、④や⑤はちょっとしたテクニックになってきます。

④や⑤のように、等級が下がることを回避することも自動車保険はでき、必ず事故を起こしたら保険請求をするわけではありません。

自動車保険ではあなたが保険を請求する権利を持っていますので、保険を使用するかしないかもあなたで決めていただくことになります。

 

「始期日」から「満期日」に事故が起こっても保険請求がなければ自動車保険の等級は「1等級」繰り上がります。

21-2. 保険金請求があっても等級が下がらない担保を使用したら等級は上がる

 

保険請求をしたら、必ず等級が下がるわけでもありません。

実は自動車保険の種類(担保)によっても等級が下がるものと下がらないものが存在します。

等級が下がらない担保

等級が下がらないものを紹介しますと、

  • 人身傷害保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 弁護士費用特約
  • 無保険車傷害保険

このような担保になります。

等級が下がる担保

また等級が下がる担保は、

  • 車両保険
  • 対人保険
  • 対物保険

このような担保になります。

仮に「人身傷害保険」と「車両保険」の2つを使用した場合は、「車両保険」が等級が下がる担保になるため、等級が下がってしまいます。

仮に「人身障害保険」と「弁護士費用特約」の2つを使用した場合は、どちらの等級が下がらない担保になるので、等級は下がらずに、次年度は等級が1つあがります。

 

「始期日」から「満期日」に事故が起こっても等級が下がらない担保を使用すれば等級は通常通り「1等級」繰り上がります。

21-3. 自動車保険の等級が上がるメリット

 

自動車保険の等級が上がるメリットを解説します。

  • 等級が上がれば、割引率が良くなる
  • 結果的に保険料(掛け金)が安くなる

基本的にはこの2つのメリットがあります。

21-3-1. 等級が上がれば、割引率が良くなる

等級が上がれば、割引率が良くなります。

等級には、1〜20等級に応じた「割引率」が設定されています。

下の表をみていただいたらわかると思いますが、等級があがるにつれて割引率が良くなっています。

 

等級事故あり無事故
20等級▲44%▲63%
19等級▲42%▲55%
18等級▲40%▲54%
17等級▲38%▲53%
16等級▲36%▲52%
15等級▲33%▲51%
14等級▲31%▲50%
13等級▲29%▲49%
12等級▲27%▲48%
11等級▲25%▲47%
10等級▲23%▲45%
9等級▲22%▲43%
8等級▲21%▲40%
7等級▲20%▲30%
6等級▲19%
5等級▲13%
4等級▲2%
3等級+12%
2等級+28%
1等級+64%

▲は割引率、+は割増率です。
引用先:損害保険料率機構
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/pdf/201109_detail.pdf#view=fitV

21-3-2. 結果的に保険料が安くなる

20等級に近くにつれ、保険料(掛け金)はどんどん安くなっていきます。

ですので、自動車保険の等級が上がれば上がるほど、保険料(掛け金)が安くなります。

等級表を見ていただいたらお分かりかと思いますが、1等級は割引率が+64%あるのに対し、20等級は−63%になり、その差127%も金額が異なることになります。

20等級に上がるに越したことはありません。

上記で説明した「自動車保険の等級が上がるとどうなるか?」を詳しく記載している記事になります。

自動車保険の等級はどうやったら上がる?

1. 自動車保険の等級はどうやったら上がるの?徹底解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級はどうやったら上がるト?   出島Z 自動車保険の等級の上げ方だね。   出島Z すごく[…]

22. 車を入れ替えする時の等級引継ぎ

既存の車から新しい車に自動車保険を移すことを「車両入れ替え」と呼び、「車両入れ替え」を行えば等級も引き継がれることになります。

車両入れ替えの要件は2つあり、

  • 同じ自家用8車種内で車両入れ替えを行うこと
  • 新しい車の所有者は下記の人であること

です。

自家用8車とは

  • 自家用普通乗用車
  • 自家用小型乗用車
  • 自家用軽四輪乗用車
  • 自家用軽四輪貨物車
  • 自家用小型貨物車
  • 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
  • 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
  • 特種用途自動車(キャンピング車)

新しい車の所有者は下記の人に受け渡すことが条件となります。

  • 入替前の車の所有者
  • 入替前の契約の記名被保険者
  • 入替前の契約の記名被保険者の配偶者
  • 入替前の契約の記名被保険者またはその配偶者の同居の親族

22-1. 自動車保険の等級は車両入れ替えを行うと、そのまま引き継がれる

車両入れ替えの説明を行ってきましたが、自動車保険では状況で説明してきたような車両入れ替えの手続きを滞りなく行えば、等級は引き継がれることになります。

また、その際の既存契約の等級引き継ぎは大きく2つのパターンに分けることができます。

  • 事故がない場合
  • 事故がある場合

それぞれ詳しくみてきましょう。

22-1-1. 既存契約の保険期間中に事故が無い場合

既存の自動車保険の契約期間中に事故が無く、保険を使っていない場合をみていきましょう。

「新規契約の始期日」「既存契約の満期日」を合わせた場合に限り、問題なく等級が繰り上がり、乗り換えが可能です。

仮に既存の自動車保険が15等級で始期日が1/1、満期日が12/31の契約の場合、次の契約を始期日12/31に合わせた場合にかぎり、1つ等級が繰り上がり時契約は16等級にてスタートできます。

 

仮に、既存の自動車保険が15等級で始期日が1/1、満期日が12/31の契約の場合、次の契約の始期日を12/31以前に合わせてしまった場合、次契約は再度15等級からのスタートになってしまいます。

このように事故が無い場合では、満期日とともに乗り換えるか、満期前に途中解約で乗り換えるか、そのタイミング次第でいつ等級がアップするかどうかが決まります。

今の契約期間中に事故が無い方は、満期日に合わせて乗り換えをすると等級が上がりますので、満期日と始期日は必ず合わせるようにしましょう。

22-1-2. 既存契約の保険期間中に事故がある場合

次に、既存の自動車保険の契約期間中に事故があり、保険を使用している場合をみていきましょう。

「新規契約の始期日」「既存契約の満期日」を合わせた場合に限り、既存契約と同じような経過を辿り、等級を引き継ぎできます。

仮に既存の自動車保険が15等級で始期日が1/1、満期日が12/31で、この期間中に1つ事故を起こし保険請求があり3等級下がるとします。

この場合、次の契約を始期日12/31に合わせた場合にかぎり、3つ等級が繰り下がり次契約は12等級にてスタートできます。

これとは異なり、次の契約を始期日12/31以前に設定した場合、その始期日から3つ等級が下がったもので等級を引き継ぐことになります。

上記で説明した「車両入れ替え時の等級引き継ぎ」と「車両入れ替え」の詳しい詳細ややり方も詳しく記載している記事になります。

車両入れ替え時、等級はどうなるの?

1. 自動車保険で車を入れ替えする時、等級ってどうなるの?解説します!  ロボ吉 出島Zさん、今乗っている車から新しい車に入れ替えしようと思っているバイ! ロボ吉 その場合、自動車保険の対応ってどうなるバイ[…]

23. 自動車保険の等級を維持する方法

自動車保険の等級を維持する極意は、

事故を起こさない!

ことが一番ですが、仮に事故を起こしてしまってもちょっとしたテクニックを使用すれば等級を維持をすることができます。

今回紹介する方法は3つありまして、

  1. 保険料(掛け金)差額を計算し、保険を使用するかしないかを判断する
  2. 保険会社の指定工場を活用する
  3. 加害者請求を使用する

これらを紹介していきます。

23-1.保険料(掛け金)差額を計算し、保険を使用するかしないかを判断する

自動車保険の等級を維持する方法の1つに、保険料(掛け金)差額を計算し、保険を使用するかしないかを判断する方法が挙げられます。

実はあまり知られていないのですが、事故が起きたからと言って必ずしも自動車保険を使用しない訳ではありません。

事故を起こしてしまった場合は、まずは下記の判断を行う必要があります。

自動車保険を使用すべき損害の事故
自動車保険を使用すべきではない損害の事故

これに関しては、あなた独断で決めることは難しいですので、あなたの自動車保険の担当者に確認してもらいましょう。

では、どのように判断していくかを解説しますね。

自動車保険を使用すべき損害の事故

自動車保険を使用した場合、等級が1〜3等級下がってしまいます。

等級が下がることによって、次年度から保険料(掛け金)が割高になります。

あたなが現在支払っている保険料(掛け金)と1〜3等級下がった際の保険料(掛け金)の差額を計算し、その差額が今回の事故の損害額を比較し、今回の事故の損害額が明らかに多ければ自動車保険を使用します。

  • 等級ダウンによって生じる次年度以降の保険料(掛け金)の差額<事故の損害額

仮にあたなが10等級で年間50,000円の保険料(掛け金)を支払っており、2020年に単独事故を起こしてしまい、車の修理額が30万円かかるとします。

車両保険を使用すると3等級ダウンし、次年度の保険料(掛け金)が

  • 2021年 事故から1年目(7等級):80,000円
  • 2022年 事故から2年目(8等級):70,000円
  • 2023年 事故から3年目(9等級):60,000円
  • 2024年 事故から4年目(10等級):50,000円

こんな感じで推移するとします。

本来保険を使用しなければ

  • 2021年 1年目(11等級):40,000円
  • 2022年 2年目(12等級):30,000円
  • 2023年 3年目(13等級):20,000円
  • 2024年 4年目(14等級):10,000円

で推移した場合、元の10等級に戻るまでに事故で保険を使用した場合と保険を使用しない場合ですと保険料(掛け金)の差額は、

  • 2021年 80,000円−40,000円=40,000円
  • 2022年 70,000円−30,000円=40,000円
  • 2023年 60,000円−20,000円=40,000円
  • 2024年 50,000円−10,000円=40,000円

40,000円×4年で160,000円も変わってきてしまう訳ですね。

ですが今回の事故は車の損害が30万円かかりますので、上記の方式に当てはめますと、

等級ダウンによって生じる次年度以降の保険料(掛け金)の差額:16万円<事故の損害額:30万円

となり、今回の事故では等級が下がってでも保険を使用した方が良いと言う判断になります。

※あくまでも元の等級に戻るまでの4年間で検証しましたが、長い年月で見ればさらに保険料(掛け金)の差額は大きくなることが多いです。

このように計算して保険を使用するかしないかを判断します。

自動車保険を使用すべきでない損害の事故

自動車保険を使用すべきでない事故は、先ほどの逆で考えます。

  • 等級ダウンによって生じる次年度以降の保険料(掛け金)の差額>>事故の損害額

仮にあたなが10等級で年間50,000円の保険料(掛け金)を支払っており、2020年に単独事故を起こしてしまい、車の修理額が10万円かかるとします。

先ほどと同じ金額で設定します

車両保険を使用すると3等級ダウンし、次年度の保険料(掛け金)が

  • 2021年 事故から1年目(7等級):80,000円
  • 2022年 事故から2年目(8等級):70,000円
  • 2023年 事故から3年目(9等級):60,000円
  • 2024年 事故から4年目(10等級):50,000円

こんな感じで推移するとします。

本来保険を使用しなければ

  • 2021年 1年目(11等級):40,000円
  • 2022年 2年目(12等級):30,000円
  • 2023年 3年目(13等級):20,000円
  • 2024年 4年目(14等級):10,000円

で推移した場合、元の10等級に戻るまでに事故で保険を使用した場合と保険を使用しない場合ですと保険料(掛け金)の差額は、

  • 2021年 80,000円−40,000円=40,000円
  • 2022年 70,000円−30,000円=40,000円
  • 2023年 60,000円−20,000円=40,000円
  • 2024年 50,000円−10,000円=40,000円

40,000円×4年で160,000円差額が発生します。

今回の事故は車の損害が10万円かかりますので、上記の方式に当てはめますと、

等級ダウンによって生じる次年度以降の保険料(掛け金)の差額:16万円>事故の損害額:10万円

となり、今回の事故では保険を使用せずにあなたのポケットマネーで修理費を支払った方が良いと言う判断になります。

※あくまでも元の等級に戻るまでの4年間で検証しましたが、長い年月で見ればさらに保険料(掛け金)の差額は大きくなることが多いですが。

23-2. 保険会社の指定工場を活用する

自動車保険の等級を維持する方法の2つ目に、保険会社の指定工場を活用する方法が挙げられます。

この方法は、あなたの「車両保険」を使用するかしないかを検討する際に活用できる方法と思って聞いていただけたらと思います。

自動車保険は各社、自社の提携先の指定工場を保有しています。

指定工場のメリット

自動車保険会社の指定工場を使用するメリットですが、

  • 代車を無料で手配してもらえる
  • 工賃(作業料)の割引をしてくれる
  • 他社の工場見積もりの相見積もりを取って、安い見積もりを作ってくれる
  • 些少の傷であれば、無料でコンパウンドで傷を削ってくれたりする
  • レッカー搬送を無償で対応してくれる

こういったサービスを提供してくれますので、なるべく費用を抑えて修理してもらえることが可能です。

特にレッカー代や代車費用を無償で提供してくれる事は大きいですね。

レッカー代は距離によりますが、数万はかかる事が多いですし、代車もレンタカーを手配するとなれば日額3,000円以上は必ずかかりますから、10日手配するだけで30,000円はかかってしまいます。

よく、

「自分はディーラー系(トヨタ・日産系列の工場)じゃないと嫌」

と言う方がいますが、そもそもディーラーも外注工場に修理を委託するケースがほとんどでして、別にディーラーの中で修理をする訳ではありませんからね。

どこの工場も部品はメーカーものを取り寄せますし、ディーラー系とやる事は変わりませんし、そう考えますとディーラー系の工場にこだわるよりも、「技術の良い優良工場」にプロの僕だったら修理を任せますね。

 

必ず自動車保険会社には、優良工場は指定工場でありますので、安上がりで高品質の修理をしてもらえる指定工場を活用し、なるべく「車両保険」を使用しない方法をとります。

23-3. 加害者請求を使用する

自動車保険の等級を維持する方法の3つ目に、加害者請求を使用する方法が挙げられます。

これは相手の怪我を賠償する「対人保険」の使用を回避するためのかなり高度なテクニックになります。

前提として、「相手のものの損害がない」、もしくは「あなたが自腹で相手の物の損害を支払う」条件であることをご理解いただけたらと思います。

加害者請求とは、あなたが加入している自賠責保険を使って、あなたが被害者の治療費や通院交通費、休業損害、慰謝料等を立て替え、後からあなたが立て替えた金額を自賠責保険から支払ってもらう方法です。

 

この方法を取ることで、あなたの任意保険を使用せずに、等級を下げることなく相手の怪我の補償を行うことができます。

加害者請求のメリット

  • あなたの任意保険を使用せずに相手の怪我の損害を賠償できる
  • 結果的に等級を下げることなく対応できる

加害者請求のデメリット

もちろんデメリットもあり、

  • あなたが相手の治療費や通院交通費や休業損害を立て替えしないといけない
  • 総損害が120万円を超えてしまった場合は、120万円を超えた分をあなたが自己負担しないといけない
  • 書類の手続きが煩雑
  • 相手と揉める可能性がある
  • 相手が弁護士を介入させたら、弁護士基準分があなたの自己負担になる

このようなこともデメリットとしてあります。

もし僕が相手に怪我をさせてしまった場合でしたら、相手の性格や怪我の状況を見て加害者請求をするか否かを判断します。

相手が穏やかな方で、怪我も念のための通院で1回だけ病院に行かれる方でしたら加害者請求を検討するかもしれませんが、それ以外は使いません。

あくまでも、加害者請求は最後の手段として考えていただいた方が良いです。

上記で説明した、「等級を維持する方法」を詳しく記載した記事になります。

自動車保険の等級を維持する方法

1. 自動車保険の等級を維持する方法を教えます! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険の等級を維持する良い方法ってあるバイ?   出島Z んー、自動車保険の等級を維持する方法ね。   出島Z 僕が[…]

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