JA共済は自動車保険？JA共済の特徴を徹底解説します！

1. JA共済は自動車保険？JA共済の特徴を徹底解説します！

出島Zさん、JA共済って自動車保険バイ？

 

JA共済は自動車保険ではなくて「共済」と呼ばれるものなんだ。

「共済」って何バイ？

 

そして保険と根拠法令、監督官庁が違うんだよ。

 

あとは、株式会社のように営利を目的としていないんだ。

なんか難しいバイ。

 

あんまり難しく考えなくて良いよ。

 

とりあえず、自動車保険と性質は全く同じってことで覚えておくといいよ。

 

分かったバイ。

 

じゃあ、JA共済の特徴を教えてもらいたいバイ！

 

 

JA共済は自動車保険と同じ性質の「自賠責共済」と「任意共済」を販売しているんだ。

 

それぞれ、「自賠責共済」「クルマスター」という名前で販売しているよ。

フムフム。

JA共済って、そんなに多くの商品を扱っていたバイね！

 

ロードサービスの内容は、レッカー100kmまで無料搬送してくれたり、30分程度で対応可能な応急修理・軽作業を無料でサポートしてくれたり、特殊作業車の引き揚げ作業も50,000円まで補償してくれたり、充実しているよね。

内容がしっかりしているなら安心バイ。

 

JAFと連携してロードサービスを対応しているから、JAFに加入している人はありがたいかもね。

それは助かるバイね！

え、あのALSOK（アルソック）バイ？

 

そうだよ。

 

 平日は17時から23時、土日･祝日は8時から23時の間の対応にはなるんだけどね。

消費者からしたら、それはすごくありがたいバイね！

 

後は、自動車保険は土日祝は休みのところが多いんだけど、土日祝に面談を行ってくれるサービスがあるんだ。

それはすごいバイね、平日に仕事をしている人からしたらありがたいサービスバイ！

 

中々配慮されているサービスだよね。

1-1. この記事の目的

この記事ではJA共済は自動車保険なのか否かと、JA共済の特徴を詳しく解説をします。

この記事の目的は4つあります。

1. JA共済は自動車保険か否かわかる。
2. JA共済の特徴がわかる。
3. JA共済の「ここがスゴイ」がわかる。
4. JA共済で見積もりを取ってみる。

それでは早速みていきましょう。

この記事を書いた管理人について

出島Z

損害保険業界に10年居座り続けてしまった出島Zです。元々は生命保険の営業を行っており、その後某外資系自動車保険会社に入社し、交通事故の査定業務、示談交渉を行なっていました。物損担当者・人身損害担当者を経験し、年間600件以上の交通事故を解決に導いてきました。正確に数えてはいないですが、トータル5,000件以上は確実に示談を行ってきました。損保を2社渡り歩きました。FP資格、損害保険募集人（自動車保険、火災保険、傷害疾病保険）、生命保険募集人、共済募集人、高校教員免許保持者。趣味は音楽鑑賞、作成、DJ、ブログ、インテリア、グラフィックデザインです。

2. JA共済は自動車保険？

JA共済は自動車保険か否かを解説していきます。

まず結論から言いますと、JA共済は自動車保険ではありません。

自動車保険ではないですが、自動車保険と同じ性質をもったものになります。

JA共済は「共済」と言って、 協同組合が運営している組織になります。

ちなみに協同組合とは？と言う事なのですが、

協同組合は、株式会社と異なり、事業を通じてあげた利益を出資者に配当することが目的ではなく、協同組合の出資者である組合員に対して商品やサービスを提供することを通じて、組合員に直接、奉仕することを目的とした相互扶助の組織です。 
引用元：一般社団法人　日本共済協会
https://www.jcia.or.jp/insulance/insurance/post-37.html

株式ではないんですね、相互扶助の組合員から成り立つ組織なんです。

「共済」と「保険」での違いは以前こちらの記事で記載していますので、ここを詳しく知りたいという方はこの記事を確認いただけたらと思います。

共済と自動車保険の違い

自動車保険と共済の違いを徹底解説します。

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消費者の人からしたら、正直「共済」も「自動車保険」も機能面は変わりはありませんので、あまり気にされなくても良いです。

JA共済は、JAの活動に賛同する一般の人も、出資金を支払えばJAの「准組合員」となることでJA共済に加入できるようになっています。

3. JA共済は自動車保険ではありません

自動車保険は大きく下記の3つの分類に分けられるのですが、

この分類の内、JA共済は「共済」に分類されます。

先ほども説明しましたように、JA共済は自動車保険ではありません。

またこれらの3つの区分の中で、「共済」は比較的保険料（掛け金）が安く設定されていますので、JA共済も「代理店を抱える保険会社」よりも保険料（掛け金）が安いです。

4. JA共済の特徴

JA共済の特徴を列挙しますと、

このような特徴があります。

一つ一つみていきましょう。

5. JA共済の特徴①、母体はJA

母体はJA

JA共済の基の成り立ちは、JAとJA共済連です。

農協が母体となっている組織です。

農業協同組合が理念とする「相互扶助」を事業活動の原点とし、組合員・利用者の信頼と期待に応え、「安心」と「満足」を提供する理念を持ち、運営を行っています。

また、生命共済、医療共済、火災共済、自動車共済を扱っている為、大きさで言えば「代理店を抱える自動車保険」と同等の規模感になる組織です。

6. JA共済の特徴②、営利を目的としていない

営利を目的としてない

JA共済に限ったことではありませんが、「共済」は営利を目的としていません。

営利を目的としていないとどのようなことが起こるかと言いますと、サービスの質が他の自動車保険に比べ劣ってしまいます。

自動車保険は、他社に負けないように利益を上げることを求めて、他社に負けないようにサービスの質を上げるように努力していますが、共済は存続すれば良いという考えの基に運営を行っていますので、サービスの質を向上しようという競争には一切かかわってきていません。

ですので、電話対応品質や、ロードサービスに関しても、他の自動車保険と比べてしまうと、一定のレベルまで達していないです。

実際に、電話対応は敬語を使ってこないような対応も散見されますし、ベンチマークの評価機関から星をもらったことはありません。

7. JA共済の特徴③、厚生労働省が管轄

農林水産省が管轄

通常の自動車保険は金融庁管轄の基、運営を行っています。

JA共済の場合は、農林水産省の管轄で運営を行っています。

金融庁の管理体制はかなり厳しいことで有名なのですが、 農林水産省の体制正直厳しくはありません。

ですので、個人情報の取り扱いや、保険金未払いの監査等、全労済は他の自動車保険に比べてかなり甘いです。

8. JA共済の特徴④、事故時にアルソックが駆けつける

ALSOK(アルソック)と提携していて、初期対応でALSOK(アルソック)隊員が駆けつけてくれる

じゃ共済はALSOK(アルソック)と提携を結んでいて、事故の初期対応時にALSOK(アルソック) 隊員が駆けつけてくれます。

国内ではALSOK(アルソック)と提携を結んでいる自動車保険はセゾン自動車のみですので、オリジナリティーの高いサービスです。

ただし、JA共済の場合は、ALSOK(アルソック) 隊員が事故状況の聞き取りをしてくれるだけのサービスに限ります。

被害者との話し合いの仲裁に入ってくれたり、警察や救急車の手配や事故現場の写真を撮ってくれたりするサービスは付いていません。

またALSOK(アルソック) が駆けつけてくれる時間も限られており、 平日の17時から23時、土日･祝日は8時から23時までの間になります。

9. JA共済の特徴⑤、休日面談サービスあり

休日契約者面談サービス

営業時間外や休日に面談を行うサービスです。

基本的に自動車保険は平日の9:00～17:00までの営業となっており、カレンダー通りの休みになりますので、土日祝日は営業を行っていないのですが、土日祝や営業時間外も面談を行うサービスを提供しています。

金曜・祝前日の17:00～0:00まで、土曜は終日、日曜や祝日は0:00～17:00までの面談を行っています。

但し、注意点があって、JA共済の事故担当者が面談を実施するものではなく、JA提携業者の人が面談に伺いますので、面者しに来る人が途中の経過を把握していなかったり、話がかみ合わない可能性も充分に考えられます。

10. JA共済の特徴⑥、約1,700拠点の指定工場

指定工場は約1,700拠点

全国約1,700か所に提携工場があります。

またJA共済では、 指定工場を「JARIC」と呼び、研修会の実施や技術協議会を行って指定工場の技術向上を促しています。

また無料引取りサービス、無料納車サービス、無料代車サービス、修理箇所保証があります。

自宅まで事故車を無料で引取りしてくれますし、納車も自宅まで届けてくれて、代車も無料で使用できますので、助かりますね。

また修理した箇所に不具合が生じれば、こちらも因果関係が認められた場合に限り補償してくれます。

11. JA共済の特徴⑦、事故処理の部署が2,530拠点

事故処理の部署が全国に2,530拠点

「代理店を抱える保険会社」であれば、各都道府県内に2.3個の拠点を構えていることが多いのですが、「ネット型保険」は47都道府県に2.3拠点しか事故処理を行う部署がありません。

それに比べJA共済は全国に2,530拠点もの事故を対応する部署があります。

JA共済は全国の市町村にまでまんべんなく窓口が置かれており、一つの件に数十か所の拠点があります。

そのため、JA共済の事故対応窓口の拠点数は脅威の2,530ヵ所も存在するのです。

12. JA共済の特徴⑧、独自の割引制度

割引制度

JA共済オリジナルの割引制度がいくつかあります。

この2つはJA共済にしかない割引制度です。

13. JA共済の「ここがスゴイ」

JA共済の特徴をいくつか挙げました。

その中でも特に際立って管理人が良いと思う、JA共済の「ここがスゴイ」を紹介します。

事故処理の部署が全国に2,530拠点

①に関してですが、この事故対応部署の拠点数は驚異的です。

全国の市町村までに根を張っているJAにしかできない業です。

この拠点数が多いことのメリットは、

• 事故対応で面談にすぐに応じてくれる
• 土地勘を把握している担当者が対応してくれる
• 地元密着型の対応をしてくれる

事が挙げられます。

事故対応で、土地勘があったり、方言が地域の人と分かり合えることは、契約者としても意思疎通がしやすいですし、安心感はありますよね。

ここに関しては、どこの自動車保険よりもJA共済は優っています。

14. 自動車保険ではないJA共済（総括）

いかがでしたか。

JA共済の特徴や「ここがスゴイ」を紹介してきました。

僕は別にJA共済の回し者ではありませんが、こうやってみてみますJA共済も魅力的な会社ですね。

JA共済に加入したい方は、お近くのJAショップ店に行かれるか、こちらのサイトからシミュレーションをされることをおすすめします。

まだ自動車保険会社選びでお困りの際は、以前僕が書い記事で自動車保険選びを円滑に進められるものがありますので、こちらも合わせて参照いただくことをおすすめします。

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