1. 自動車保険は口座振替で引き落としができる?解説します!
1-1. この記事の目的

この記事では「自動車保険は口座振替が可能か否か」について詳しく解説をします。
この記事の目的は3つあります。
- 自動車保険は口座振替が可能か否かわかる。
- 自動車保険のその他の決済方法がわかる。
- 自動車保険はクレジットカード払いと相性が良いことがわかる。
それでは、早速見ていきましょう。
出島Z
損害保険業界に10年居座り続けてしまった出島Zです。元々は生命保険の営業を行っており、その後某外資系自動車保険会社に入社し、交通事故の査定業務、示談交渉を行なっていました。物損担当者・人身損害担当者を経験し、年間600件以上の交通事故を解決に導いてきました。正確に数えてはいないですが、トータル5,000件以上は確実に示談を行ってきました。損保を2社渡り歩きました。FP資格、損害保険募集人(自動車保険、火災保険、傷害疾病保険)、生命保険募集人、共済募集人、高校教員免許保持者。趣味は音楽鑑賞、作成、DJ、ブログ、インテリア、グラフィックデザインです。
2. 自動車保険は口座振替で引き落としができる

自動車保険料(任意保険)は口座振替ができるか否かについてですが、結論を言いますと、口座振替できます。
口座振替とはそもそも何かと言いますと、あなたの購入したサービスの支払いが、指定の口座から定期的に自動で引き落とされる決済サービスのことを指します。
また自動車保険には口座振替以外にも、たくさんの決済方法がありますので、それらも見ていきましょう。
3. 自動車保険での口座振替以外の決済方法

自動車保険の決済方法ですが、現在はたくさんの決済方法があります。
ここでは決済方法を7つ紹介します。
クレジットカード決済により保険料を支払う方法です。クレジットカードの機能である一括払いと分割払いから選ぶことができます。保険契約時に保険会社の一括払いを選択した場合でも、クレジットカードの分割払いを利用すれば、手数料は多めにかかりますがカード指定口座から分割で引き落とされます。
現金を代理店窓口や保険会社の窓口にて支払う方法です。 支払い方法は一括払いと分割払いから選ぶことができます。 またネット型保険会社の場合、窓口での現金支払いをそもそも行っていないところもあります。
指定の口座から保険料が引落される支払い方法です。「銀行引落し」と言われたりしますね。保険会社が定めた引き落とし日に、保険契約者名義の銀行預金口座から保険料の振替を行う方法です。
保険会社が定めた指定口座に保険料を振り込む方法です。利用する金融機関にごとで、振込手数料が異なります。
各コンビニの専用端末から保険料を支払う方法です。受付番号をもらい、受付番号を各コンビニエンスストアの端末で処理し、支払う方法ですね。24時間いつでも都合のよい時に支払うことができます。 手数料は保険会社が負担する会社が多かったりします。
保険会社が発行する払込票を使い保険料を支払う方法です。 銀行、郵便局、コンビニで払込票から保険料を支払います。 コンビニエンスストアですとバーコードをスキャンして支払いますので、若干コンビニエンスストア払とは意味合いが異なってきますので、別枠にしました。
インターネットを介した銀行取引で保険料を支払う方法です。 現在ではスマートフォンアプリを介しての、インターネットバンキングが主流になってきていますね。
意外と自動車保険料の決済方法はたくさんあるんですよね。
では、これらの中でも一番自動車保険と相性の合う決済は何かについて考察してお考察していきます。
4. 自動車保険は口座振替ではなくクレジット払が良い?

自動車保険は口座振替でも良いのですが、先ほど紹介した決済方法の中でもっと相性の良い決済方法があります。
結論から言いますと、自動車保険はクレジットカード払いが断然良いです。
理由はいくつかあるのですが、
最も大きな理由が、
- クレジットカード決済は先行して保険料の決済をしてくれるので、保険料の未払いを防げる(クレジット決済の滞納がない場合に限り)
からです。
「クレジットカードの仕組み」ってご存じでしょうか?
念のためおさらいをしますと、クレジットカードの最大のメリットとは、消費者が手元の資金を出金する前に商品やサービスを購入できることです。

引用先:クレジットカード忍法帖
https://www.cardservice.co.jp/support/beginner/begin_03.html
図での内容で言いますと、
↓
②クレジットカード会社が保険会社へ資金を支払い、
↓
③消費者が後日クレジットカード会社へお金を支払う。
の流れになっていまして、この流れが自動車保険の性質と非常に相性が合うんです。
理由は、
- 保険料の未払いを防ぐことができる
からです。
例えば、先ほど説明しました7つの決済方法の内、
現金払い
口座引き落とし
銀行振込
コンビニエンスストア払い
払込票払
インターネットバンキング払
の6個の決済方法は消費者が都度、支払いのアクションを起こさなければ、決済できません。
口座引き落としやインターネットバンキング払だとアクションを起こさなくてもよいのでは?との声が上がってきそうですが、 口座引き落としやインターネットバンキング払ですと口座に金額を入れに行くというアクションが必要ですよね?
もちろんクレジットカードも口座に金額を入れておかなければならないので、口座に金額を入れるアクションは行わなければなりませんが、先ほど説明したようにクレジットカードは仮に口座に金額が入っていなくても、後日清算なので、クレジットカード会社から保険会社へ先行して保険料を納めますので、保険料が未払いになることはなく支払いまでの一定の猶予期間と心に余裕を持つことができます。
他の6つの支払い方法ですと、
- うっかり支払い忘れる可能性がある
- 口座に保険料分の金額が入っていなければ、引き落としができない可能性がある
ので、未払いになるリスクが常に付きまといます。
ですので、これらの中の決済方法の中でもクレジットカード払いが一番安全なんですね。
もちろん、クレジットカード払いの未払いがないことを前提としますが・・・・。
予断ですがインターネットバンキング払でクレジットを選択していれば、クレジットカード払いと同じ意味になりますので、これも決済方法としては正解ですね。
5.自動車保険は口座振替で引き落としができなければ、契約が解除(失効)になる

では、自動車保険料はどれくらい滞納したら自動車保険の契約が失効になるのでしょうか?
これに関しては、僕が以前書いた記事で詳しく説明しています。
結論から言えば、
各保険会社が定める支払い期日期間の翌々月までに保険料(掛け金)の支払いがない場合、契約は解除されます。
要するに、 1回目の未払いはセーフで、2回目もセーフ、3回目がアウトです。
ですので、口座振替を選んだ場合は、あなた自身で口座内の金額をしっかり管理しておかないといけません。
契約の解除についてはこちらの記事に詳しく記載していますので、是非参照いただけたらと思います。
1.自動車保険でうっかり保険料を滞納した場合、失効になる?徹底解説します! ロボ吉 出島Zさん、自動車保険でうっかり保険料(掛け金)の支払いを忘れた場合、契約は失効になるっタイ? 出島Z ロボ吉、保険料(掛け金)を[…]
6. どんな人が自動車保険の口座振替を選ぶべき?
自動車保険の口座振替を選ぶべき人は、下記のような人です。
- お金の管理がしっかりできる人
- 毎月の支出を自身で管理したい人
- 几帳面な人
このような人が口座振替を選ぶべきです。
これに該当しない人、これとは逆な人は口座振替を選ぶと危険です。
理由は、保険料(掛け金)の管理がしっかりできずに保険料(掛け金)を滞納してしまい、契約を解除される可能性が高いからです。
7. 自動車保険は口座振替で引き落としができる?(総括)
いかがでしたか?
自動車保険料(任意保険)は口座振替ができるのでしたね。
また自動車保険には7つの決済方法がありました。
- クレジットカード払い
- 現金払い
- 口座引き落とし
- 銀行振込
- コンビニエンスストア払い
- 払込票払
- インターネットバンキング払い
この中でも、口座振替を選択すべき人は、
- お金の管理がしっかりできる人
- 毎月の支出を自身で管理したい人
- 几帳面な人
でしたね。
自動車保険では、各保険会社が定める支払い期日期間の翌々月までに保険料(掛け金)の支払いがない場合、契約は解除されます。
特に口座振替では、毎月の保険料(掛け金)をあなた自身で管理していかないといけませんので、口座振替を選択される場合はしっかりとお金を管理していきましょう。
もし、不安であればクレジット払いをおすすめします。