自動車保険会社に長年勤めていた管理人が、自動車保険や交通事故について、今まで世に語られることのなかったお得情報を公開しています。無料のご相談も承っています。ぜひご利用ください。

スポーツカーで自動車保険に加入できる?徹底解説します!

1.スポーツカーで自動車保険に加入できる?徹底解説します!

ロボ吉
出島Zさん、スポーツカーで車両保険って加入できるバイ?
 
出島Z

もちろんできるよ。
ロボ吉
そうなんバイね。
ロボ吉
でもかなり保険料(掛け金)が高くつきそうバイ。
ロボ吉
スポーツカーの自動車保険料って高いバイ?
 
出島Z
必ずしもスポーツカー全体の自動車保険料が高いって訳ではないよ!
ロボ吉
え、そうなんバイ?
 
出島Z
自動車保険会社は全部のスポーツカーの保険料(掛け金)を高く設定している訳ではなく、
 
出島Z
ちゃんとした保険料(掛け金)を決めるルールに沿って計算をする結果、スポーツカーの保険料(掛け金)が高い傾向にあるって感じかな。
ロボ吉
保険料(掛け金)を決めるルール?
 
出島Z
保険会社はリスクを9つの項目に分けて保険料を算出しているんだ。
 
出島Z
リスクが高い人には保険料を高く設定し、リスクが低い人には保険料(掛け金)を低く設定するようにしていてね。
ロボ吉
フムフム。
 
出島Z
9つのリスクってのは①年齢、②性別、③運転歴、④使用目的、⑤使用状況、⑥自動車の車種、⑦安全装置の有無、⑧所有台数、⑨地域のことで、
 
出島Z
⑥の「自動車の車種」で、大きく保険料(掛け金)が変わるんだ。
ロボ吉
どれくらい保険料(掛け金)が変わるバイ?
 
出島Z
一概にどれくらい上がるかって言われたら、ちょっと答えづらいんだけど、
 
出島Z
⑥の「自動車の車種」内でもさらに保険料(掛け金)算出にルールがあって、
 
出島Z
それが、「型式別料率クラス」の考え方なんだ。
ロボ吉
「型式別料率クラス」?
 
出島Z
車に与えられてる事故リスクを示すクラス(数値)のことで、自家用普通乗用車、自家用小型乗用車の場合だと、①車両保険、②傷害保険、③対物保険、④対人保険ごとに1~17のリスク分けがされていて、自家用車四輪乗用車だと1~3のリスク分けがされているよ。
 
出島Z
1に近ければ近いほど事故リスクが少なく保険料(掛け金)が安くなってて、17(軽自動車だと3)に近ければ近いほどリスクが大きいから保険料(掛け金)が高いってことね。
ロボ吉
む、難しいバイね。
 
出島Z
そうなんだ。
 
出島Z
それで、スポーツカーはどちらかと言えば、この「型式別料率クラス」の数値が高い車種が多いから保険料(掛け金)が高い傾向にあるんだ。
 
ロボ吉
なるほどバイね。
 
出島Z
他にも高い理由はあるから、それは本編で詳しく見ていこうか。
 

1-1. この記事の目的

この記事ではスポーツカーで自動車保険に加入できるか否かについて解説していきます。

ちなみに、ここでいう自動車保険は任意保険であることを前提に話を進めていきます。

この記事の目的は3つあります。

  1. スポーツカーの自動車保険料が高くなる傾向にある理由を理解できる。
  2. 車種によって自動車保険料は大きく変わることがわかる。
  3. かならずしもスポーツカー全体の自動車保険料が高い訳ではないことがわかる。

それでは早速みていきましょう。

この記事を書いた管理人について
出島Z

損害保険業界に10年居座り続けてしまった出島Zです。元々は生命保険の営業を行っており、その後某外資系自動車保険会社に入社し、交通事故の査定業務、示談交渉を行なっていました。物損担当者・人身損害担当者を経験し、年間600件以上の交通事故を解決に導いてきました。正確に数えてはいないですが、トータル5,000件以上は確実に示談を行ってきました。損保を2社渡り歩きました。FP資格、損害保険募集人(自動車保険、火災保険、傷害疾病保険)、生命保険募集人、共済募集人、高校教員免許保持者。趣味は音楽鑑賞、作成、DJ、ブログ、インテリア、グラフィックデザインです。

2. スポーツカーで自動車保険に加入できる

結論から言いますと、スポーツカーで自動車保険に加入することはできます。

ただし、スーパーカーと呼ばれる車に関しては、車価が高額になってしまうため、車両保険の加入を断られる場合があります。

理由は、支払う保険料(掛け金)に対して、車両保険の保険金が賄えないリスクがあるからです。

スーパーカーに関しては、バンパー交換だけで何百万とかかるケースもあるため、車両保険を保険会社で受け入れるリスクがあまりにも高いのですね。

そういった理由から、スーパーカーに関しては、別途車両保険に加入できるかを保険会社に確認する必要があります。

スポーツカーで自動車保険に加入することはできる
スパーカーに関しては、車両保険の付帯を断られるケースもある

3. スポーツカーの自動車保険料は高い

スポーツカーの自動車保険料は高いか否かについて解説していきます。

まず結論から言いますと、スポーツカーの自動車保険料は高い傾向にありますが、必ずしもすべてのスポーツカーの保険料(掛け金)が高いとは言えません。

理由は、保険会社が自動車保険料を決める際に、スポーツカーだから保険料(掛け金)を高く設定している訳ではなく、すべての車に均一のルールを用いて自動車保険料を算出しているからです。

またスポーツカーの保険料(掛け金)が高くなる理由に、

  • スポーツカーは「型式別料率クラス」 が高い傾向にある
  • スポーツカーの車価が普通車よりも高い傾向にあり、車両保険を付帯した際に保険料(掛け金)が高くなる

からです。

では一つ一つ見ていきましょう。

3. スポーツカーの自動車保険料は高い傾向にある理由①、型式別料率クラスが高い

スポーツカーの自動車保険料が高くなる理由の1つに、 スポーツカーは「型式別料率クラス」 が高い傾向にあることが挙げられます。

型式別料率クラス 」が高いゆえに、保険料(掛け金)が高く設定されているのです。

型式別料率クラス」とは何かと言いますと、車ごとに与えられたリスクの事を指します。

順を追って説明していきます。

車検証には、必ず「型式」の表示があります。

引用元:チューリッヒ保険

上の赤枠で囲っているところですね。

「型式」とは自動車の車種やモデルを分類するためにアルファベットと数字の組み合わせで付される識別記号で、自動車検査証(車検証)の上図赤枠「型式」欄に記載されています 。

ですので、「型式」=「この特定した1台の車」と言う感じで管理されることが多いのですが、車とはそもそも様々な形状・構造・装備・性能が異なり、各自動車ごとに色んな特徴があります。

これらの1台1台個性のある自動車を、「損保料率算出機構」と言う機関がクラスを表示しています。

クラスと言うのは 「型式」を基に特性やユーザー層等に基づくリスクの違いを総合的に数値で評価するのです。

また保険の種類ごとのクラスが分かれていまして、

  1. 対人保険
  2. 対物保険
  3. 搭乗者傷害保険
  4. 車両保険

の保険で、

保険始期が2019年12月31日以前の自家用車、小型乗用車の場合、

  • 1~9クラス

保険始期が2020年1月1日以降の自家用車、小型乗用車の場合、

  • 1~17クラス

に分けています。

またクラスは1であればあるほど保険料(掛け金)が安くなりますし、17に近ければ近いほど保険料(掛け金)が高くなるという仕組みになっています。

例えば、

対人保険:1クラス、対物保険:1クラス、搭乗者傷害保険:1クラス、車両保険:1クラス、のような自動車があれば、かなりの安い保険料(掛け金)で保険の契約ができるのですね。

逆に対人保険:17クラス、対物保険:17クラス、搭乗者傷害保険:17クラス、車両保険:17クラス、( 保険始期が2020年1月1日以降の自家用車) のような自動車があれば、かなりの高い保険料(掛け金)で保険の契約をしてしまうことになります。

要するに、スポーツカーは、この 「 型式別料率クラス 」 が全体的に高くなる傾向にあるため、保険料(掛け金)が高い傾向にあります。

3-1. スポーツカーの「型式別料率クラス」

スポーツカーの「型式別料率クラス」です。

見ていただくと、かなり全体的に「型式別料率クラス」が高いことがわかりますね。

「型式別料率クラス」 は1~17までですが、10を超えているスポーツカーが多いことがわかります。

特に車両保険のクラスが全体的に高いです。

保険始期が2020年1月1日以降の自家用車

メーカー車名型式車両搭傷対物対人

フェラーリ

812F152BCE 15 7 9 11

ポルシェ

カイエン92ACEY1671111

ランボルギーニ

ランボルギーニ400E/400I/400MS591113

日産

スカイラインGT-RBCNR33/BNR34156311
GT-RR3513621
シルビアCS14/PS13/S14/S1515759
フェアレディZCZ3211919
HZ32129313
トヨタスープラDB4213788
86ZN610578

ホンダ

NSXNA19413
S2000 AP1121178
マツダRX-7FD3S12769

引用元:損害保険料率機構
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model/

4. スポーツカーの自動車保険料は高い傾向にある理由②、車価が高い

スポーツカーの自動車保険料が高くなる理由の2つ目に、 スポーツカーの車価が普通車よりも高い傾向にあり、車両保険を付帯した際に保険料(掛け金)が高くなることが挙げられます。

スポーツカーの輸入車で有名どころで言えば、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、マセラティなどありますが、どれも車両の価格が高いです。

バンパー一つを交換するのも、100万円ちょっとかかることも良くあります。

ですので、そもそも車両時価が高いため、もし車両保険を付帯した場合、車両金額が1,000万円近くになることだってありますので、それ相当の保険料(掛け金)になってしまうのです。

ちなみに車両保険とは自分の車を補償する保険のことです。

5.スポーツカーで自動車保険に加入できる?(総括)

いかがでしたか?

スポーツカーで自動車保険に加入できることを説明してきました。

またスポーツカーの自動車保険料は高い傾向にある理由を説明していきました。

但し、スポーツカーの中にも保険料(掛け金)が比較的安いものも存在します。

条件としては、

  • 「型式別料率クラス」 が全体的に低い車種
  • 時価が一般の車両と変わらない

場合です。

見つけ出すことはなかなか難しいのですが、この条件がそろえば、スポーツカーでも保険料(掛け金)が安くなります。

ただし、有名どころのスポーツカーはどうしても保険料(掛け金)が高くなりがちです。

有名どころのスポーツカーの保険料(掛け金)が高くなる理由に、

  • スポーツカーは「型式別料率クラス」 が高い傾向にある
  • スポーツカーの車価が普通車よりも高い傾向にあり、車両保険を付帯した際に保険料(掛け金)が高くなる

からです。

まずは、スポーツカーで自動車保険に加入する際は、加入予定の保険会社に加入できるか否かを確認してみてから見積もりを取ることが良さそうですね。

また見積もりに関しては、僕がおすすめするサイトが3つありますので、是非ここから見積もりを取ってみてください。

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